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幼児教育学科キャンパスライフ (学生の活躍)

幼児教育学科:研修旅行の報告

2023-05-02

日程:2023年4月21日 ~ 2023年4月22日

  2023年度の研修旅行は、4年ぶりに一泊二日の日程で、先生方と1・2年生全員が5台のバスに乗って山陰方面(鳥取県)に行きました。2日間とも天候に恵まれ、気持ちよく過ごすことができました。1日目は、鳥取県の境港でカニトロ丼を食べ、「水木しげるロード」に行き、その後大山のホテルに向かいました。2日目は、午前中に「おもちゃのわらべ館」に行き、直接玩具に触れて遊ぶなどして様々な教材について学びました。昼食はすき焼き御前を食べた後、鳥取砂丘では自由時間とし、本物のラクダを見て楽しんだり、自然の雄大さを感じながらそれぞれの時間を楽しんだりしました。また、「砂の美術館」に行って、砂によって作られた迫力のある巨大な造形作品(今年度はエジプト編)のすばらしさと美しさに引き込まれました。
  今回の研修旅行は、『ほっこりにっこりとっとりで絆を深めよう! ~ はたはた楽しむ幼教だっちゃ ~』をテーマに、歴史や文化に触れるとともに協調性や主体性を育むことを目的としました。旅行中は、常に自分が保育をする立場であるという自覚を持ち、声をかけ合いながら行動しました。
  行きのバスの中では、研修旅行委員が今回の目的を確認した後、レクリエーションとして手遊びや自己紹介を楽しみました。就実&鳥取県に関する◯×クイズなどを考え、楽しい活動が出来ました。研修旅行のメインイベントであるホテルでの夕べの集いは、静寂なキャンドルサービスから始まり、各クラスが事前に用意した約4分間のスタンツ動画(1・2年生合同映像スタンツ)やスタンツ動画を各クラスで工夫して紹介するクラスパフォーマンスを発表しました。夕べの集いの終わりには2つのリズム体操を行い、特に『ぼよよん行進曲』では大いに盛り上がりました。また、幼教伝統の「ふたごのオオカミ大冒険(ウルラ)」のリズム体操は、感染対策の観点から映像での開催(ウルラプロジェクト)になりましたが、各クラスが担当パートを工夫して撮影していたことによって素晴らしい映像になりました。体調面や天候の心配がありましたが、1年生と2年生の距離がぐっと縮まり、最後まで楽しく過ごすことができました。
  これまで2年生の研修旅行委員10名が中心となり、昨年の12月から約20回の会議や下見旅行を行い、テーマ決めから運営まで自分達で企画を考え、準備を進めました。この4ヶ月間、4年前の資料を参考にしながら様々な工夫や努力を重ねて実現しました。毎日の準備は大変でしたが、皆からの「ありがとう」「お疲れ様!」という言葉で今までの苦労が報われました。たくさん辛い思いをして、しんどかったことも今ではそれらも良い思い出です。研修旅行2日目の最後のミーティングでは、無事に終えることができた安堵感と研修旅行が終わってしまう喪失感により、思わず涙がこぼれ落ちました。それほどに充実した4カ月間でした。話したこともないような人が集まって始まった研修旅行委員10名が、たくさん話し合い思いをぶつけ合ってたどり着いたのは、最高の思い出と仲間でした。一生忘れることのない経験が出来ました。

 

(研修旅行委員長2年生:高木充章)