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幼児教育学科潜在保育士復職支援研修会

2019年度 第1回 潜在保育士復職支援研修会の報告

2019-09-02

日程:2019年9月17日 ~ 2019年10月14日

8月17日(土)に第1回潜在保育士復職支援研修会を開催しました。午前は「相談援助」、午後は「図画工作」の講座でした。

 

「相談援助」では、「相談援助とは」という基本的な内容に触れ、「保育士」として相談を受ける際の大切なことについて講義が展開されました。相談を受ける上で、「まず相手を受け止めること」や自分を知っていてコントロールする力「自己覚知」、話を聞くときのあいづちやアイコンタクトなどの「傾聴」についてポイントを学びました。

その後、「相談者」「聴き役」「観察者」に分かれ、「傾聴」を取り入れる場合と、全く取り入れない場合のグループワークを行いました。「傾聴」の有無で、相談者の心が安定し、開放されることで順序立てて話ができたり、より深く心の内を話せたりできるのだと、受講生は身を持って感じ入っていました。

 

「図画工作」では、前半は本学オリジナルの「首掛け式パネルシアター」や「フェルトシート」、「折りたたみ式ダンボールハウス」など保育現場で子どもたちが楽しめる手作り教材や、クリアファイルを使った動物シルエット、折り紙を集めて作った壁面構成等の紹介があり、受講生のみなさんは目を輝かせながら写真を撮ったり、メモをとったりしていました。 

また、保育現場では特に重要になる、子どもたちが製作する上で安全に使える画材の選び方や保育士が効率よく作業するための道具や画材などについての知識を学びました。  

後半は、机にロープや蚊取り線香など身近なものを敷きつめ、好きな部分をローラーと黒インクで写し取る「ローラー拓本」の実技を行いました。いろいろな模様が浮かび上がる発見を「発掘体験」と称したり、出来上がった拓本作品に裏から着色してステンドグラスのように仕上げる「裏彩色(うらざいしき)」の技法を学び、ワクワクしながら体験ができたようです。

 

〈受講生からの感想〉

○「相談援助の方法と技術」を学んで、相手の悩みを聞き出すのは大変な仕事だと思いまし

た。

○本格的な講義で少し難しかったですが、演習を体験してみて、実際の保育をする上で

とても重要なことだとわかりました。基本的なことではあるが、なかなか触れることのな

い話だったので、また改めて心に、頭に留めておきたいと思いました。

○「図画工作」から離れて何年も経つが、とても楽しい研修でした。

○「図画工作」において、子どもがする活動だけでなく、大人がする活動の裏ワザ(時短、キレイにできる用具の紹介)が聞けて大変興味深かったです。子どもたちにたくさんのワクワクを体験させてあげたいと思いました。