劉備はなぜ「皇叔」と呼ばれる?
中国古代では、前漢(前206~後8)の滅亡後に光武帝(前漢の皇帝の一族)が後漢(25~220)を建国しました。後漢時代末期になると群雄が割拠し、やがて後漢を滅ぼした曹魏と孫呉・蜀漢が覇権を争う三国時代(220~280)となりました。
ニューオリンズ見聞録
昨年2018年6月アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオリンズ市へ出掛けました。アメリカ図書館協会(American Library Association)の年次集会に参加するためです。
J.J.ウォルチェル先生の思い出
レイデン(ライデン)大学名誉教授ヤン・ユリアーン・ウォルチェル先生は、私のオランダ留学期(1984~1986年)の指導教授であった。1991年夏に、結婚したばかりの妻をともなってオランダを再訪し、日本に帰る前日に改めてご挨拶に行くと、先生は何やら落ちつかないそぶり。
中島京子著
『夢見る帝国図書館』
『小さいおうち』(文藝春秋 2010年)などユーモアに富んだ美しい文章でさらりと、でも奥深く、ジェンダーや家族を描かれる中島京子さんの新刊は「帝国図書館が主人公の、帝国図書館の歴史。帝国図書館が樋口一葉に恋をしたり、図書館に動物園の動物たちが訪ねてきたりする小説」(p.337)です。
松田泰代著
『徳川日本のナショナル・ライライブラリー』
現在の‘図書館’は、以前は‘書籍館’(しょじゃくかん、しょせきかん)と、さらにそれ以前は、‘文庫’(ふみくら(文蔵とも)、ぶんこ)と呼ばれていました。江戸時代、最大の蔵書規模を誇ったのが紅葉山文庫(もみじやまぶんこ)です。
小原克博著
『一神教とは何か キリスト教、ユダヤ教、イスラームを知るために』
世界各地で起きているテロのニュースを耳にすると、キリスト教やユダヤ教、イスラームといった「一神教」は他者に対して「排他的」であるという印象をもつかもしれない。これに対し「多神教」は、さまざまな神を認めるという点で「寛容的」であるように見える。