就実大学 人文科学部 総合歴史学科

2018.06.30 

学生メッセージ 【T・Mさん】

卒業生の紹介

T・Mさん

2020年3月卒業 出身高校:岡山県立岡山南高等学校

Q1.どのような入試の形式でしたか?

 

 600字以内の志望理由書と面接試験のみでした。筆記での学力検査がなかったので、高校時代に努力したことや大学で歴史を学びたいことを面接で精一杯伝えました。

 

Q2.どのような受験勉強が効果的でしたか?

 

 私は高校で「商業クラブ」に所属し、地域の特産品を活用したオリジナル商品の開発、販売を行いました。製造では岡山のかまぼこで有名な長谷井商店さんや岡山中央卸売市場さん、販売では老舗デパートの天満屋さんなど多くの地元の方々に協力して頂きました。そして高等学校生徒商業研究発表大会でも全国第三位になることができました。私がこの活動で学んだことは数え切れないほどありますが、一番印象に残っているのは「個性を抑え、個性を発揮する」ということです。34人のグループの中でいかに活動してきたかは今の自分にも生きていると思います。

 

Q3.総合歴史学科に入って良かった点はなんですか?

 

 この学科は過去に学び、それを現在・未来に生かすことが学びの基本とされています。講義ではこのことが強く意識されているので、自分でも現在の課題を考えることができるようになってきました。

 また、実際に史跡や博物館に行ったり、史料を読んだり、という学習を通じて、より専門的に取り組みたい分野を考える機会にも恵まれています。

 4つのコースに分かれていますが、他のコースの講義も受講できるので、自分の研究を幅広い視点でみられることも総合歴史学科の良い点です。

 

Q4.4コースのうち、どのコースを選びましたか? また、その理由も教えてください。

 

 アジア史コースを選びました。現代史に興味があったので、幅広い研究分野を受け入れて下さる井上あえか先生のゼミを選びました。現在は私の関心に沿ったインドの現代史やアジアの経済発展に関する書籍を先生に紹介してもらい、少しずつ読み進めながら学んでいます。現在のゼミは1冊の本を受講生が分担し、全員の前で分かりやすく発表し、さらに意見交換をする形で授業が進められています。お互いの学びをさらに深め、新しい課題を発見することができ、卒業研究に向けて支えあいながら学んでいます。

Q5.総合歴史学科専任教員が担当する科目のなかから、印象に残っているものをあげてください。また、その理由も簡単に説明して下さい。

 

 アジア史講義2A(担当:井上あえか先生)です。南アジアのイスラーム社会に注目して、現在の地域紛争と国際情勢を歴史的に理解することを通して、戦争と平和について自分の言葉で意見を表現することが目指されています。過去の戦争にはアメリカやロシアが関わっていたことを知り、今の国際情勢に興味をもつようになりました。

 

Q6.資格の取得を目指していますか? 具体的に教えてください。

 

 博物館学芸員の資格取得を目指しています。博物館の学芸員をされていた先生が教えてくださるので、経験に基づいた貴重な学びができます。さらに分野に応じて、他大学の先生や県の文化財担当の方、倉敷考古館の館長先生などが講義を担当されるので、とてもよい環境だと思います。来年は博物館での実習があるので、責任感をもって学んでいます。

 

Q7.大学生活でいま一番力を入れていることや、おもしろいことはなんですか? 

 

 授業、サークル、アルバイト全てに全力で取り組むようにしています。今までは授業で手いっぱいになることも多かったのですが、3年生からは自分のやりたい研究や将来就きたい仕事についても学びたいと考えています。

 

Q8.受験生に一言お願いします。

 

 歴史を学ぶことは単に昔のことを知るということではありません。昔のことや今までの変遷を学ぶことで、これからどんな社会を目指していくべきかを考えることが大切だと私は学びました。歴史が好きな人はもちろんですが、そうでない人にも過去の人々の知恵や決断は自分の決断の大きなヒントになると思います。ぜひこの就実大学で一緒に歴史から未来を拓きましょう。

 

 

(記録:2018年6月)

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