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薬学科研究・産学連携

【薬学部】山本浩司講師らによる効率的な高分子反応に関する研究が発表されました

2024-01-19

 本学薬学部有機機能分子化学研究室の山本浩司講師と東京工業大学(現所属:広島大学)の高田先生,富山県立大学の小山先生との共同研究により,効率的な高分子反応の開発に成功しました。本研究成果は化学分野の最高峰雑誌の1つであるAngew. Chem. Int. Ed. (Impact factor: 15.336) に採択され,さらに高い評価を受けたことからhot paperに選ばれました。
 高分子,特に,高分子主鎖の改変は既存高分子への高付加価値を可能にすることから実用上極めて有用です。しかし,既存技術では困難でした。本論文では,高分子鎖をマクロサイクル触媒に貫通させたロタキサン中間体を経由することで,高分子主鎖の完全改変に成功しました。

論文名:“Efficient Transformation of Polymer Main Chain Catalyzed by Macrocyclic Metal Complexes via Pseudorotaxane Intermediate”

著者:Toshikazu Takata*, Koji Yamamoto*, Kazuki Higuchi, Masahiro Ogawa, Ayumi Kawasaki, Shunya Mizuno, Hikaru Iwasaki, Masaki Nagashima, Yoshihiro Hayashi, Susumu Kawauchi, Kazuko Nakazono, Yasuhito Koyama,*(*責任著者)

掲載誌:Angew. Chem. Int. Ed. 2023, 62, e202303494 (5 pages) (Impact factor: 15.336). Selected as a hot paper