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薬学科研究・産学連携

【薬学部】吉川講師・末丸教授による研究成果が国際学術誌に掲載されました

2023-12-21

 薬学部 公衆衛生学研究室の吉川講師・末丸教授は、出生前の葉酸欠乏が仔マウスの社会性と記憶・認識を損なうことを見出しました。本研究成果は「Brain Research」に掲載されました。
 
 本研究は、妊娠中の母マウスの葉酸摂取量を減少させると、この母マウスから産まれた仔マウスは、脳内の神経関連タンパク質の発現量が低下し、社会性および記憶・認識力が低下することを明らかとしました。葉酸は水溶性ビタミンで、子の正常な発達・成長に必要なため、妊娠前から適切な量を摂取することが推奨されています。本研究の成果により、母親の適切な葉酸摂取が子の発達障害リスクの上昇予防に繋がることが期待されます。

■論文情報
論文名:Prenatal folate deficiency impairs sociability and memory/recognition in mice offspring
掲載紙:Brain Research (Vol. 1822, 148639, 2024)
著者:Yoshikawa M, Suemaru K