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総合歴史学科在学生の紹介

学生メッセージ【雲岡加紗嶺さん】

2023-10-11

雲岡加紗嶺さん

2021年度入学 出身高校:岡山大安寺中等教育学校

Q1.どのような入試の形式でしたか?

 

 小論文と面接試験 でした。

 

Q2.どのような受験勉強が効果的でしたか?

 

 小論文の対策として、過去問を解き高校の国語の先生に添削して頂きました。一文の長さはどの程度だと好ましいのか、自身の書いた文章の構成は正しくできているかなどです。先生にテーマを提示してもらい書くこともありました。規程の文字数にできるだけ近い分量になるように内容をまとめる、ということに重点を置いて問題を解いていました。

 

 面接試験の対策は、想定される質問に対し、ノートに自身の答えを書き国語の先生に添削して頂きました。その内容の要点を覚え、しゃべりながら文を構成できるように練習しました。その後、先生に実戦形式で指導して頂きました。一度文章に起こすと内容が整理しやすく、覚えやすくなりました。

 

Q3.総合歴史学科に入って良かった点はなんですか?

 

 歴史は覚えるものではなく考えるものであり、考える視点は様々であると知ったことです。政治制度だけでなく五感や貨幣、建造物、スポーツなどを視点として歴史を見ることができると学びました。また、史料の見方や分析の仕方を学ぶことができ、資料を客観的に見る方法が身につきます。

 

Q4.4コースのうち、どのコースを選びましたか? また、その理由も教えてください。

 

 ヨーロッパ・アメリカ史コースです。もともと古代エジプトについて学びたいと考えていたためです。

 

Q5.総合歴史学科専任教員が担当する科目のなかから、印象に残っているものをあげてください。また、その理由も簡単に説明して下さい。

 

 「古文書解読」(担当:苅米一志先生)です。くずし字で書かれた書状の形式を学んだり、くずされた字を実際に読んだりしました。博物館に行ったとき展示してある書状を友人と解読できるようになったので、特に印象に残っています。

 

Q6.資格の取得を目指していますか? 取得を目指していない場合、身につけたいと考えている技能(スキル)はありますか? 具体的に教えてください。

 

 博物館学芸員資格の取得を目指しています。博物館とはどのようなものであるのかということについて、運営・展示・資料保存の観点から学習しつつ、学芸員の役割について学びます。

 

Q7.大学生活でいま一番力を入れていることや、おもしろいことはなんですか?

 

 ヒエログリフから英文に翻刻された死者の書を、日本語に訳し、文やパピルスに描かれたものを分析することに力を入れています。独特の文を訳し分析することは大変ですが、興味のある分野のため理解できることが増えると楽しいです。

 また、アルバイトにも力を入れています。多様な年齢層の人と働くため、大学にいるだけでは得られない人間関係を構築することができました。同年代の人たちと話すだけでは得られない視点の話も聞けるため、とてもおもしろいです。業務面では、電話対応の仕方や、接客の際の言葉選びなどの社会に出たときに役立つことを学ぶことができます。

 

Q8.受験生に一言お願いします。

 

 自分が大学で何をしたいのか、何を学びたいのかということがある程度決まると、それがモチベーションになって勉強を頑張ることができます。「この大学に入ってよかった」と思えることが一番大事だと思うので、後悔が無いように頑張ってください。応援しています。

 

(記録:2023年8月)