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お知らせ就実公開講座

就実公開講座前期第6回 令和4年7月9日

2022-08-22

動いて確認 進化の歴史

                  岡本 悦子 (人文科学部 表現文化学科 教授) 

   

 2022年度前期公開講座の第6回(79日)は、身体表現が専門の岡本悦子教授より「動いて確認〜進化の歴史〜」と題した講座が体育館1F多目的ホールで行われました。

 

前半の内容は「進化の歴史を追いながら身体を動かし、どこの筋肉をどのように使うことによって、姿勢が変化してきたのか、その変化によってどのような動きが可能になり、どのように風景の見え方が変わっていったのかを体験する」ワーク、後半の内容は「顔面と全身でコミュニケーションを図る」ワークでした。二足歩行によって両手が自由になったヒトは道具を作ることができるようになった一方で、顔で敵を攻撃したり、直接顔で食料を探す必要がなくなった、その結果、顔の筋肉が柔らかくなり、顔面表情を発達させてコミュニケーションに役立てたという知見を踏まえて、言葉を使わずに表情やアクションでサインを送るといったワークでした。会場は笑い声に溢れ、リラックスしたムードの中、自然と活発な発言が飛び交う時間になりました。(肖像権への配慮から、皆さんの笑顔を掲載できないのが残念です)

 

酷暑で直前に天候が不安定になったことや前日の元首相銃撃事件による社会不安も影響したのでしょうか、当日の参加者数は満員だった定員の約半分でしたが、60代から80代のお一人お一人が大変積極的に活動して下さり、盛り上げて下さいました。アンケートには「身体中の忘れていた筋肉が動いて新しい体になったような気がします。何か充実感がみなぎってきました!」という嬉しいコメントも届きました。ご参加の皆様有難うございました。