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就実教育実践研究センターその他

教員研修会を開催しました

2021-09-30

 9月24日,就実小学校において,就実教育実践研究センターが主催となり,就実小学校,就実心理臨床センターと連携して,教員研修会を開催しました。

 教育学部教育心理学科教授,就実心理臨床センター監督指導相談員で臨床心理士・公認心理師の石原みちる先生が講師となり,『「多様な」子どもたちへの理解と対応』と題した講話をされました。

 まず,石原先生は,「話が聞けない」,「しゃべってしまう」など,教室でよくみられる教師が対応に困る場面を取り上げ,その資質,特徴や経験について話され,次に,それについて,参加している先生方が自分の経験を踏まえて様々な視点から考えを述べていきました。

 最後に,「強み」や「今できていること」を活かすこと,それみつけて伸ばすことや「当たり前」が一つではないこと,「多様な」教員集団であるから「多様な視点」で子どもを理解することが「強み」になるのではないかとまとめをされました。

 参加した先生方からは,次のような感想があり,大変充実した研修会となりました。

・「どういう働きかけであっても、子供の反応から子供を理解する材料になる」という言葉が心に響きました。強みを活かすことは、子供たちだけでなく、我々教員も同じであると思いました。

・児童一人ひとりの「多様な」部分を認め,全員が輝ける学級にしたいと改めて思いました。自分にとっての当たり前を押し付けないようにこれからも心がけたいです。

・I learned that troubled students are not entirely ‘troubled’, they just need the right guidance at the right time.