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総合歴史学科新入生研修旅行

2019年度 新入生研修旅行の記事を掲載しました。

2019-04-23

 2019年4月19日(金)~20日(土)、毎年恒例の新入生学外研修旅行が行われました。

 初日は、滋賀県の甲賀市信楽および草津市方面への旅です。前日の基礎ゼミナールでは、苅米教授と吉本教授の解説のもと、合同で事前学習を行いました。

 午前8時30分に岡山駅に集合し、新幹線で新大阪駅に向かいます。そこから観光バス3台に分乗し、1時間半ほどかけて滋賀県の甲賀市信楽に到着しました。

 陶芸場も兼ねる「たぬき村」で昼食をとり、滋賀県立陶芸の森・陶芸館で特別展「陶の花」を観覧しました。近世から現代にかけて、花をモチーフとした作品を展示したもので、特に現代美術としての可能性を感じさせる作品群が印象的でした。

 ここから、二つのグループに分かれ、それぞれ窯元である丸滋製陶と谷寛窯を見学します。かつての薪を利用した旧窯から、重油窯・ガス窯へと変化していったこと、近世以降、独自な釉薬の発展があったこと、現代美術として新たな試みがなされていることなどを知ることができました。ここで、お気に入りの作品を購入する学生も見られました。

 さいごに、草津市にある滋賀県立琵琶湖博物館へ向かいます。博物館では、ホールをお借りし、岡山出身の橋本道範学芸員(専門は日本中世史)から館の説明を頂きました。その後、配布されたワークシートを片手に、四つのテーマにもとづく展示施設を見学します。特に自然系の展示は五感を使って体験するものが多く、時間いっぱいまで楽しむことができました。その後は京都市へ向かい、各自で夕食をとり、宿泊となりました。

 翌日は、グループに分かれた自由行動となります。午前9時に出発し、それぞれに名所旧跡を巡り、またお土産などの買い物も楽しんだ後、京都駅に集合しました。午後4時10分発の新幹線に乗り、岡山駅に到着後はそのまま解散となりました。

 ふだんあまり馴染みのないテーマに触れられる機会であり、また事前学修も行なっていたこともあって、それぞれ印象と記憶に残る旅行となったようです。

(文責:苅米)