教育学部
教育心理学科

人材育成の目的

人の心と行動、心身の健康状態を多角的な視点から理解し、支えケアすること及び、個人や集団の強みを活かすことに専門性と実践力を発揮できる心理師(士)・教育者・職業人を育成する。そのため、心理学・養護に関する専門知識・技能を教授するとともに、共創する力を育てる。

ディプロマ・ポリシー

(卒業認定及び学位授与の方針)

教育心理学科においては、教育学部のディプロマ・ポリシーを踏まえた上で、次の基準を満たした学生に卒業を認定し、学士(教育学)の学位を授与する。

  1. 人の個性や背景を理解し、人の心身の発達・健康を支えケアすること及び、個人や集団の強みを活かすための基礎となりうる多様な領域の教養を有している。
  2. 心理師(士)・養護教諭・職業人として教育現場及び社会で活躍できるための専門知識とスキルを修得している。
  3. 心理支援・養護に関わる責を担う者あるいは社会人として、自ら学び続けようとする態度を身に付けている。
  4. 修得した知識やスキルを、教育心理・養護に関わる実際の心理支援活動、教育活動や社会での活動に活かし、さらに自ら課題を見つけ、他者と協力して解決方法を考え、実行することができる。

なお、本学科を卒業するためには、4年以上在学し、総合教養教育科目20単位、外国語教育科目6単位、専門教育科目62単位を含む、124単位以上の単位を修得しなければならない。

カリキュラム・ポリシー


(教育課程編成の方針)

目標とする人材育成のため、教育心理学科では、本学科のディプロマ・ポリシーの①~④に対応した次の観点で、教育課程を編成する。

  1. 「初年次教育Ⅰ・Ⅱ」を重点科目として、人の心身の発達・健康を支えケアすることや個人や集団の強みを活かすための基礎となる科目を幅広く配置する。
  2. 心理学や養護の基礎となる科目を重点科目として、心理学や養護の専門知識とスキルを修得するための科目を配置する。
  3. 心理支援・養護に関わる責を担う者あるいは社会人として自ら学び続けようとする態度を身に付けるための科目を重点科目として配置する。
  4. 学修の集大成としての「卒業研究」や学外実習を重点科目とし、課題を発見し、他者と協力して解決する力を身に付けるための科目を配置する。

アドミッション・ポリシー 2024年度


(入学者の受入れ方針)

<求める学生像>
教育心理学科の目的は、人の心身の発達・健康を支えケアする心理師(士)・養護教諭、および心理学のスキルをもって社会に貢献できる職業人の育成である。よって、本学科では、人と関わることが好きで、心身の発達・健康を支えケアすることや社会に貢献することに喜びを見いだすことができる人を求める。

<入学者に求める知識・技能・能力・態度>
入学者には、本学科の教育に必要な以下の基礎的資質・能力を有していることを求める。

  1. 主体性・協働性・探究力(主体性を持って他者と協働する力、探究心を持って向上し続ける力などである。具体的には、学内外において、心身の発達・健康の多様性を受け入れて人と人との絆をつなぐ活動に自主的に参加し、努力したり仲間と協力したりした実績や心身の発達・健康の多様性に関する探究活動の実績を有している人)
  2. 目的意識(心理学に強い関心を持ち心理支援や養護の専門的知識と技術を修得する意欲の強い人)
  3. 文章表現能力・論理的思考力(伝えたいことを、相手の立場に立ってわかりやすく表現できる人)
  4. 基礎学力(入学後の修学に必要な基礎学力(主に国語と外国語)を有している人)

<入試方法についての方針>
学部教育に必要な基礎的資質・能力を多面的に審査するため,審査配分の異なる以下の選抜方法によって入学者の選抜を行う。

  1. 総合型選抜(自己アピール型)では,主体性・協働性・探究力及び目的意識を重視する。
    書類審査,面接(プレゼンテーションを含む)及び小論文により,高校時代の活躍・実績や入学後の計画内容,基礎学力及び主体性・協働性・探究力を審査する。
  2. 総合型選抜(基礎学力型)では,基礎学力及び主体性・協働性・探究力を重視する。
    書類審査,面接により,基礎学力及び主体性・協働性・探究力を審査する。適性検査(国語と英語)により,基礎学力を審査する。
  3. 学校推薦選抜(面接併用タイプ-基礎学力型)では,基礎学力を重視する。
    書類審査,面接により,基礎学力及び主体性・協働性・探究力を審査する。適性検査(国語と英語)により,基礎学力を審査する。
  4. 学校推薦選抜(面接併用タイプ-小論文型)では,文章表現能力・論理的思考力を重視する。
    小論文により,適切に文章を構成したり,適切に言葉で表現したりする力を審査する。書類審査,面接により,基礎学力及び主体性・協働性・探究力を審査する。
  5. 学校推薦選抜(面接なしタイプ-基礎学力型)では,基礎学力を重視する。
    書類審査により,基力及び主体性・協働性・探究力を審査する。適性検査(国語と英語)により,基礎学力を審査する。
  6. 一般選抜では,学力試験(主に国語と英語)により,基礎学力を審査する。
  7. 共通テスト利用選抜A・共通テスト利用選抜B では,『国語』と『外国語』「英語」を必須とする3教科目により,基礎学力を審査する。
  8. 共通テスト利用選抜C では,『国語』と『外国語』「英語」のうち1教科目により,基礎学力を審査する。加えて,書類審査により,基礎学力及び主体性・協働性・探究力を審査する。