経営学科講演会・シンポジウム
2026-11-03
2023年まで本学薬学部で准教授を務め、在任中に起業した森山 圭さんを講師に招いた授業が経営学科で行われました。
この授業は、経営学科2年PBL実習4のプロジェクトマネジメントの授業のひとつとして、就実経営学会研究会を兼ねて2026年10月28日に行われ、薬学部も含む学生およそ90人が出席しました。
経営学部では2年次必須の実習科目として、県内企業へのインターン研修、海外留学と並んで、PBL(Project Based Learning、経営実践)コースを設けています。企業やJA、NPO法人等とプロジェクトテーマを設定し、学生はいずれかのプロジェクトを担当しています。PBL実習4では、担当プロジェクトのテーマに関わる情報を論理的・体系的に整理し、テーマを多角的に把握し、深堀して課題を見つけ、課題解決のアイデア発想を導き出す方法、プロジェクトの社会実装までの流れについて学んでいます。今回、担当プロジェクトをビジネスの観点から捉え直す目的で、ベンチャー起業家の森山圭さんにお越しいただき演習を交えて話題提供していただきました。
森山圭さんは、2023年まで本学薬学部で准教授を務め、在任中の2019年に本学から初めて起業した、株式会社ウィズレイの代表取締役です。
森山さんは、薬局で調剤され袋に入れられた薬が正しく調剤されたものかどうかを自動的に、かつ数秒で判別する一包化散薬鑑査装置「コナミル」を開発し、起業されました。命の危険にも関わる重要な業務の機械化と簡易化を実現したことで、薬剤師の負担や不安を大きく軽減し、社会貢献も果たしています。
授業では、「コナミル」の発案から製品開発、事業化・社会実装に至るまでの経緯や思い、それに資金調達の苦労などを、ユーモアも交えて説明されました。また、ビジネスプラン発案の勘どころについて、「エフェクチュエ―ション」、「ペイントとソリューション」、「フックとエンジン」をキーワードに、演習を交えて話題提供いただきました。
受講学生は、手持ちの資源(特技やスキル、人的ネットワーク等)を見つめ直して活かすことや、事業の目的を明確にすること(誰のため、何のための事業なのか)、類似の取り組みをレビューしつつ解決アイデアのオリジナリティを明確にすること、製品やサービスを享受する顧客(フック)と、対価の支払い者(エンジン)は必ずしも同じではないこと等の話題を、担当プロジェクトにひきつけて考える貴重な機会となりました。
株式会社ウィズレイ https://wizray.jp/