心理学の専門的知識やスキルにより、人の心と行動、心身の健康状態を多角的な視点から理解し、立場の異なる人との対話を通して、支えケアすること及び、主体的・協働的に課題を解決することができる力を身に付け、社会及び個人の幸福の実現に貢献することを目指します。
心理学の学びにより、”5つの力:多角的人間理解力、対話力・協働力、データ収集分析力、論理的思考力、自己洞察力”を身に付け、社会的課題を解決する力に高めていきます。その知識と実践力により、心理学を社会で活かせる職業人、心身の健康を「支えケアする」スペシャリスト(カウンセラー、養護教諭)として活躍することを目指します。
心理学科には、4つのコースがあります。心理学を広く学んだ後に、自分の将来像に合わせてコースを選択します。緩やかなコース制なので、自分に合わせた学びが可能です。将来の進路、資格の取得を迷っている場合も、実際の学びを体験しながら、進路を選択していくことができます。コースを超えた学びにより専門性の幅を広げることができることも魅力です。
一般職業人としても、カウンセラーや養護教諭としても、心理学科での学びをどのように社会につなげていけばよいのか、一人ひとりが自分の答えを出せるように、心理学科独自のキャリア支援科目(「心理学とキャリア」「心理学とキャリア実践」)があります。大学全体でのキャリア支援と学科の支援がコラボレイトして、一人ひとりが納得できるキャリア選択の支援体制を作っています。
個人と社会を多角的に理解し社会の課題に気付く基礎となる教養と、心理学の専門的知識・技能をバランスよく学びます。
心と行動、心身の健康、社会・組織・集団を多角的に理解するための心理学の知識と方法、心理学に基づく他者との対話の力、立場の異なる他者と協力して課題を解決するため力を身につけます。そして、さらなる課題を発見し、課題を評価・分析し、主体的・協働的に取り組んでいく実践的な力を身に付け、社会に貢献していきます。
卒業に必要な単位数
総合教養教育科目20単位,外国語教育科目6単位,
専門教育科目62単位,以上を含め合計124単位以上
石原 みちる
教授
臨床心理学
学位:
博士(学校教育学)
主要担当科目:
臨床心理実践演習、教職実践演習、教育心理学特論(大学院)
私自身のスクールカウンセラーとしての経験から、学校の先生方・養護教諭などとスクールカウンセラーがどのように連携するかをディスカッションやロールプレイから学ぶ、また、自己理解・他者理解を深める非言語表現から体験的に学ぶ演習を行っています。その場での生きた体験から、心理臨床の魅力を感じてもらいたいと思っています。
主要業績:
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鈴木 国威
教授
発達心理学、知覚・認知心理学
学位:
博士(理学)
主要担当科目:
発達心理学、心理学概論、知覚・認知心理学
知覚は見ることや感じることで、認知は理解することと、一般的には考えられています。見ることや感じること、理解することは、誰もができることなので、あえて研究することはないと皆さんは感じるかもしれません。しかし、知覚や認知の問題は、人による外部の出来事や物体の理解から、人や外部(世界)の存在の論証にまで関わっています。この講義では、このような広いテーマを視野に入れつつ、情報処理の観点から、人の知覚・認知を学んでいきたいと思います。
主要業績:
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大友 達也
教授
医療管理学、医史学、医療政策論
学位:
修士(教育学)
主要担当科目:
患者論と医の倫理
患者とはなにか、患者の特性を把握することは、医療従事者として必要不可欠である。医療供給者の姿勢が歴史的にも患者本位のあり方に変化しているが、現在、患者の権利を示す法は存在していない。多くの課題を持つなかで、医師の立場、患者の視点からみた医療の特徴、現状や課題などを多角的に理解することが大切です。
主要業績:
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森 宏樹
教授
微生物学、分子生物学
学位:
博士(理学)
主要担当科目:
微生物学、免疫学
学校における感染症の発生や感染拡大は学習環境の悪化を招く.学校や教職員は感染症の発生を予防し,感染拡大を防ぐ必要があり,その中心的な役割を果たす養護教諭として病原微生物の構造や性質,感染症の病態や予防・対策の方法を理解します。併せて,感染症に関する健康教育の基礎知識を習得します.
主要業績:
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森口 清美
教授
学校看護学、小児看護、小児保健
学位:
博士(看護)
主要担当科目:
看護学概論、小児看護、学校救急処置
<小児保健> 養護教諭1種免許取得のための看護学関係の科目である。学校において健康管理の専門家である養護教諭に必要な看護能力を身につける。また、医学的な知識を元に判断し、適切な処置と保健指導ができるよう,講義,演習,実習を通して学んでいく。
主要業績:
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永田 忍
教授
臨床心理学、認知行動療法
学位:
博士(医学)
主要担当科目:
健康・医療心理学
「ストレスと心身の疾病との関係」及び「心身の健康を維持するための方法」,「心身の不調をきたしている人への心理社会的支援」,「メンタルケアの展開の仕方」の基礎知識について学び,その視点から心理社会的課題を検討するスキルを身につけます。
主要業績:
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桑原 晴子
教授
臨床心理学
学位:
博士(学校教育学)
主要担当科目:
心理療法演習
こころもからだも含めた全体存在としての他者の語りを聴く力を身につけるために、様々なワークを行います。また心理療法のプロセスに応じた関わりの基本を理解することを目指す授業です。
主要業績:
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荊木 まき子
准教授
臨床心理学、学校心理学、コミュニティ心理学
学位:
博士(学校教育)
主要担当科目:
感情・人格心理学
子どもや学校に関する心理支援の仕事をしていました。心理学を学んで感じたことは、専門的知識としてだけでなく、日常でも自分自身との向き合い方や人との付き合い方、物事や社会の見方、統計などを使っての物事の確かめ方等、心理学を通して様々な視点が得られるということでした。これから心理学を学ぼうとする皆さん、一緒に自分や人の知らない側面を見つけにいけたらと思います。
主要業績:
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堀田 裕司
准教授
臨床心理学、産業・組織心理学
学位:
博士(心理学)
主要担当科目:
産業・組織心理学
組織における個人や集団の心理特性や行動特性等について学び,産業領域における心理職,職業人として活動するために必要な知識や基本的姿勢を身につける。
主要業績:
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森村 和浩
准教授
体力学、応用健康科学
学位:
博士(スポーツ健康科学)
主要担当科目:
身体運動と健康の科学、スポーツ1~4、初年次教育Ⅰ・Ⅱ
人間は何にために動くのか?人間は、動くことによって生活し、表現し、文化を創造してきました。身体運動は、私たちの生命や生活を根本から支えています。「身体運動と健康の科学」の科目では、身体運動に関する最新の知見や運動が心身に及ぼす影響について解説すると共に、なぜ動く必要があるのかについて考えていきます。
主要業績:
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加納 亜紀
准教授
学校保健、養護教育
学位:
博士(学校教育学)
主要担当科目:
学校保健、養護学概論、養護活動論、保健教育論、保健教育演習など
学校保健は,学校における保健活動について学ぶ科目である.学校保健に関する基本的な知識や考え方を身につけるために,現代の子どもの健康問題の実情や学校保健活動の概要について講義を主体に理解を深め,学校保健が地域保健,職域(産業)保健と並ぶ公衆衛生活動の一分野であるのと同時に,学校において教育活動として展開される活動であることの意義を考える.
主要業績:
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鎌田 雅史
准教授
社会心理学、組織心理学、教育心理学
学位:
博士(学術)
主要担当科目:
心理学概論
心理学は日常生活にとても身近な学問です。心理学概論は,はじめて心理学を学ぶ多くの学生にとって入門となる授業です。この授業を通して,心理学を身近に感じ,心理学への興味・関心が高まることを期待しています。
主要業績:
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井芹 聖文
准教授
臨床心理学
学位:
博士(教育学)
主要担当科目:
カウンセリング概論
カウンセリングにおける代表的なアプローチと技法、カウンセラーに必要な基本的態度を学ぶことで、対人援助職に求められる基礎的な知識と技能を身につける。
主要業績:
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田邊 亜澄
講師
認知心理学
学位:
博士(文学)
主要担当科目:
知覚・認知心理学、心理学統計法
知覚と認知は心の入口です。わたしたちが外界から情報を受け取ったとき、はじめに知覚が起こります。そこから、情報を処理して認知が生じます。つまり、知覚・認知心理学は、心の基礎的なはたらきを学ぶ学問です。また、心のはたらきを科学的に検証するツールとして、統計法も学んでいきます。心を知るための基礎を固めていきましょう。
主要業績:
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内田 直義
講師
比較教育学
学位:
博士(教育学)
主要担当科目:
教職論、教育方法論、現代教育の諸問題など
心理学部では、主に養護教諭の免許状を取得する教職課程の授業を担当しています。具体的には、教員として働くために基本的に知っておくべき教職の役割、資質能力、職務内容を扱う「教職論」や、教室・授業・学習の形態、評価の基準、教材の活用を扱う「教育方法論」の授業を、背景となる理念や歴史、国際比較の観点も大事にしながら学修しています。他にも、学部や課程に関係なく履修できる科目として、「現代教育の諸問題」では、さまざまな現代社会の教育問題を教育学の視点で考える授業を行っています。
主要業績:
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林 秀樹
講師
臨床心理学、精神分析的心理療法
学位:
博士(臨床心理学)
主要担当科目:
カウンセリング演習
カウンセリングの基本的姿勢は,あらゆる対人援助専門職にとって不可欠なスキルです。この科目では実践的な演習を通して,主に非言語的な傾聴のスキルの基礎を習得します。
主要業績:
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小國 龍治
講師
社会心理学、発達心理学、健康心理学
学位:
博士 (心理学)
主要担当科目:
感情・人格心理学、健康心理学、心理学実験
心理学は“こころ”のしくみを科学的に明らかにしようとする学問です。「感情・人格心理学」では感情や性格がどのように形づくられ,行動に影響するのか,「健康心理学」では心と身体の状態がどのように相互作用するのかを学びます。そして,「心理学実験」では実験を通して“こころ”のしくみを実践的に学んでいきます。こころとからだ,そして人とのつながりについて,一緒に楽しく学んでいきましょう。
主要業績:
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石井 佳葉
講師
臨床心理学
学位:
博士(教育学)
主要担当科目:
心理検査法実習
発達検査,知能検査についてロールプレイを通じて体験的に学ぶ。さらに,模擬事例を用いた心理検査結果の検討を通じて,対人援助職に求められる視点を身につける。
主要業績:
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山西 健斗
助教
臨床心理学
学位:
修士 (教育学)
主要担当科目:
心理検査法実習
心理検査は対象となる個人や集団を理解するために用いられます。実際に発達検査,知能検査のロールプレイや解釈を行う中で,心理学的な人間理解の考え方を身につけます。
主要業績:
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