心理学部
心理学科

Topicsトピックス

Introduction学科の紹介

心理学科とは

心理学の専門的知識やスキルにより、人の心と行動、心身の健康状態を多角的な視点から理解し、立場の異なる人との対話を通して、支えケアすること及び、主体的・協働的に課題を解決することができる力を身に付け、社会及び個人の幸福の実現に貢献することを目指します。

Three features心理学科の3つの特徴

心理学科で身に付ける”5つの力”

心理学の学びにより、”5つの力:多角的人間理解力、対話力・協働力、データ収集分析力、論理的思考力、自己洞察力”を身に付け、社会的課題を解決する力に高めていきます。その知識と実践力により、心理学を社会で活かせる職業人、心身の健康を「支えケアする」スペシャリスト(カウンセラー、養護教諭)として活躍することを目指します。

緩やかなコース制

心理学科には、4つのコースがあります。心理学を広く学んだ後に、自分の将来像に合わせてコースを選択します。緩やかなコース制なので、自分に合わせた学びが可能です。将来の進路、資格の取得を迷っている場合も、実際の学びを体験しながら、進路を選択していくことができます。コースを超えた学びにより専門性の幅を広げることができることも魅力です。

社会につながるキャリア支援

一般職業人としても、カウンセラーや養護教諭としても、心理学科での学びをどのように社会につなげていけばよいのか、一人ひとりが自分の答えを出せるように、心理学科独自のキャリア支援科目(「心理学とキャリア」「心理学とキャリア実践」)があります。大学全体でのキャリア支援と学科の支援がコラボレイトして、一人ひとりが納得できるキャリア選択の支援体制を作っています。

身につく知識・能力

個人と社会を多角的に理解し社会の課題に気付く基礎となる教養と、心理学の専門的知識・技能をバランスよく学びます。
心と行動、心身の健康、社会・組織・集団を多角的に理解するための心理学の知識と方法、心理学に基づく他者との対話の力、立場の異なる他者と協力して課題を解決するため力を身につけます。そして、さらなる課題を発見し、課題を評価・分析し、主体的・協働的に取り組んでいく実践的な力を身に付け、社会に貢献していきます。

取得可能な資格

  • 公認心理師受験要件学部科目
  • 養護教諭一種免許状
  • 認定心理士申請資格
  • 認定心理士(心理調査)申請資格
  • 准学校心理士
  • 日本医師会認定医療秘書受験資格
  • 児童指導員任用資格
  • 社会教育主事任用資格および社会教育士
  • 社会福祉主事任用資格
  • 博物館学芸員資格
  • 図書館司書資格
  • *公認心理師、養護教諭に関わる学外実習科目の履修には条件があります。

主な就職先

Curriculumカリキュラム

卒業に必要な単位数

卒業に必要な単位数
総合教養教育科目20単位,外国語教育科目6単位,
専門教育科目62単位,以上を含め合計124単位以上

科目など詳細はこちら

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Faculty list学科教員一覧

石原 みちる

教授

臨床心理学

  • 学位:

    博士(学校教育学)

  • 主要担当科目:

    臨床心理実践演習、教職実践演習、教育心理学特論(大学院)

  • 私自身のスクールカウンセラーとしての経験から、学校の先生方・養護教諭などとスクールカウンセラーがどのように連携するかをディスカッションやロールプレイから学ぶ、また、自己理解・他者理解を深める非言語表現から体験的に学ぶ演習を行っています。その場での生きた体験から、心理臨床の魅力を感じてもらいたいと思っています。

  • 主要業績:

    • 「学校臨床心理実習における心理教育実施の意義と課題 : 実習生の体験からの考察」(共) 2021年.就実大学大学院教育学研究科紀要,6,pp1-16.
    • 「公立学校における学校臨床心理実習の意義と課題 : 初年度の取り組みと実習生の語りからの考察」 (共) 2020年.就実大学大学院教育学研究科紀要 ,5,pp1-17.
    • 「教師が経験したスクールカウンセラーによるコンサルテーションプロセスの質的研究」(単)2018年.心理臨床学研究, 36,pp.311-322.
    • 「スクールカウンセリングにおける教師に対するコンサルテーションの研究動向と課題」(単)2016年.カウンセリング研究. 49, pp.96-107.
    • 「虐待を受けていた女子中学生の学校臨床場面におけるコラージュ療法過程」(単)2010年.箱庭療法学研究, 23(1), pp.59-73

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鈴木 国威

教授

発達心理学、知覚・認知心理学

  • 学位:

    博士(理学)

  • 主要担当科目:

    発達心理学、心理学概論、知覚・認知心理学

  • 知覚は見ることや感じることで、認知は理解することと、一般的には考えられています。見ることや感じること、理解することは、誰もができることなので、あえて研究することはないと皆さんは感じるかもしれません。しかし、知覚や認知の問題は、人による外部の出来事や物体の理解から、人や外部(世界)の存在の論証にまで関わっています。この講義では、このような広いテーマを視野に入れつつ、情報処理の観点から、人の知覚・認知を学んでいきたいと思います。

  • 主要業績:

    • Suzuki, K., & Ando, J. 2018. Genetic and Environmental Influences on Personal and Rhythmic-Motor-Activity Tempo in Children: A Twin Study. Japanese Psychological Research. 60(3), 170-178.
    • Suzuki, K. 2017. Relationship between motor response and perceptual judgment at different lengths of stimulus onset asynchrony under the backward masking paradigm. General Human Science. 5(1), 19-32.
    • Suzuki, K. & Ando, J. 2014. Genetic and environmental structure of individual differences in hand, foot, and ear preferences: A twin study. Laterality: Asymmetries of Body, Brain and Cognition, 19, 1-3, 113-128. 10.1080/1357650X.2013.790396
    • Suzuki, K. & Ando, J. 2013 Genetic and environmental etiology of infant hemodynamic response to speech stimuli: A near-infrared spectroscopy study of twins. Psychology, 4, 6A2, 14-18. doi: 10.4236/psych.2013.46A2003.
    • Suzuki, K. & Imanaka, K. 2012 Visual and motor information processing underlying the facilitation of motor responses in a backward masking paradigm. Advances in exercise and sports physiology. 17(3), 87-97.

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大友 達也

教授

医療管理学、医史学、医療政策論

  • 学位:

    修士(教育学)

  • 主要担当科目:

    患者論と医の倫理

  • 患者とはなにか、患者の特性を把握することは、医療従事者として必要不可欠である。医療供給者の姿勢が歴史的にも患者本位のあり方に変化しているが、現在、患者の権利を示す法は存在していない。多くの課題を持つなかで、医師の立場、患者の視点からみた医療の特徴、現状や課題などを多角的に理解することが大切です。

  • 主要業績:

    • 黒野伸子 大友達也(2025)医療における木炭の利用の歴史 レセプト論考 7号 58-65
    • 大友達也, 小熊英国, 河合晋, 黒野伸子, 酒井一由, 坂本ひとみ, 瀬戸僚馬, 内藤道夫, 長面川さより, 秦康宏, 服部しのぶ, 堀内寛之 (2024) レセプト管理学 論から学への深化  同友館 (ISBN: 9784496057212)
    • 大友達也, 久保覚司, 黒木由美, 黒野伸子, 秦康宏 (2024) 制度改定読解法への誘い 日本レセプト学会学術出版会 (ISBN: 9784991345104)
    • 黒野伸子, 大友達也(2024)近代地域医療の形成に関与した医療提供者とその周辺 -小寺家文書をてがかりに― レセプト論考  6号 59-64 
    • 大友達也 小熊英国 加藤淳 黒野伸子 酒井一由 坂本ひとみ 住谷剛博 内藤道夫 服部しのぶ(2021)『レセプト管理論』 同友館 (ISBN: 9784496055379)

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森 宏樹

教授

微生物学、分子生物学

  • 学位:

    博士(理学)

  • 主要担当科目:

    微生物学、免疫学

  • 学校における感染症の発生や感染拡大は学習環境の悪化を招く.学校や教職員は感染症の発生を予防し,感染拡大を防ぐ必要があり,その中心的な役割を果たす養護教諭として病原微生物の構造や性質,感染症の病態や予防・対策の方法を理解します。併せて,感染症に関する健康教育の基礎知識を習得します.

  • 主要業績:

    • 森宏樹,郷木義子,「高齢者疑似体験による教育学部学生の高齢者に対する意識の変化」,就実論叢,43(2014)263-272
    • Sutou S, Egawa T, Mori H, Aso H,”The Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant disaster: a report on volunteer activity for radioactivity screening of temporary returnees to the evacuation zone”, Genes and Environment, 35 (2013) 73-79,
    • Nakagawa S, Arai Y, Mori H, Matsushita Y, Kubo T, Nakanishi T, “Small interfering RNA targeting CD81 ameliorated arthritis in rats”, Biochem. Biophys. Res. Commun., 388 (2009) 377-382
    • Matsuoka Y, Yokoyama M, Kobayashi H, Omori M, Itano Y, Morita K, Mori H, Nakanishi T, “Expression profiles of BDNF splice variants in cultured DRG neurons stimulated with NGF”, Biochem. Biophys. Rec. Commun., 362 (2007) 682-688
    • Mori H, Cline K, “A twin arginine signal peptide and the pH gradient trigger reversible assembly of the thylakoid ΔpH/Tat translocase”, J. Cell Biol., 157 (2002) 205–210

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森口 清美

教授

学校看護学、小児看護、小児保健

  • 学位:

    博士(看護)

  • 主要担当科目:

    看護学概論、小児看護、学校救急処置

  • <小児保健> 養護教諭1種免許取得のための看護学関係の科目である。学校において健康管理の専門家である養護教諭に必要な看護能力を身につける。また、医学的な知識を元に判断し、適切な処置と保健指導ができるよう,講義,演習,実習を通して学んでいく。

  • 主要業績:

    • 大見サキエ,森口清美,復学支援プロジェクトチーム『おかえり!めいちゃん』,ふくろう出版,(2018)
    • 津島ひろ江編集代表,森口清美『学校における養護活動の展開』第10章「疾病管理」,ふくろう出版,P128-132(2018)
    • 森口清美,大見サキエ 慢性疾患がある子どもに対する復学支援に関する文献検討,岐阜聖徳学園大学看護学研究誌vol.2,P45-55(2017)
    • 大見サキエ,安田和夫,森口清美,高橋由美子,畑中めぐみ,谷脇歩実,宮城嶋恭子,谷口惠美子,河合洋子,平賀健太郎,堀部敬三 小児がん患児の復学支援ツールの開発―小学生に対する試作絵本の読み聞かせ効果と活用法の検討―(共著,岐阜聖徳学園大学看護学研究誌,vol.1,P3-15(2016)
    • 森口清美,『喘息』,照林社プチナース1月号,P4-14(2014)

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永田 忍

教授

臨床心理学、認知行動療法

永田 忍

  • 学位:

    博士(医学)

  • 主要担当科目:

    健康・医療心理学

  • 「ストレスと心身の疾病との関係」及び「心身の健康を維持するための方法」,「心身の不調をきたしている人への心理社会的支援」,「メンタルケアの展開の仕方」の基礎知識について学び,その視点から心理社会的課題を検討するスキルを身につけます。

  • 主要業績:

    • 永田忍(2023).遠隔から対面へと引き継ぎがなされた社交不安症の青年期男性の心理療法過程.心理臨床学研究,41(4),350‐361.
    • 永田忍(2021).長時間トイレから出ることができない青年期男性の心理療法過程.心理臨床学研究,39(3),222‐232.
    • 永田忍・松本一記・関陽一・清水栄司(2021).パニック症に対する遠隔認知行動療法―過敏性腸症候群併存症例の実践報告.認知行動療法研究,47(2),107‐117
    • Nagata S, Seki Y, Shibuya T, Yokoo M, Murata T, Hiramatsu Y, Yamada F, Ibuki H, Minamitani N, Yoshinaga N, Kusunoki M, Inada Y, Kawasoe N, Adachi S, Oshiro K, Matsuzawa D, Hirano Y, Yoshimura K, Nakazato M, Iyo M, Nakagawa A, Shimizu E,“Does cognitive behavioral therapy alter mental defeat and cognitive flexibility in patients with panic disorder?” BMC research notes ,2018;11:23.
    • 永田忍(2017).「心の穴」を埋めようとし続けた女性の心理療法過程.心理臨床学研究,34(6),581‐591.

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桑原 晴子

教授

臨床心理学

桑原 晴子

  • 学位:

    博士(学校教育学)

  • 主要担当科目:

    心理療法演習

  • こころもからだも含めた全体存在としての他者の語りを聴く力を身につけるために、様々なワークを行います。また心理療法のプロセスに応じた関わりの基本を理解することを目指す授業です。

  • 主要業績:

    • 幼児の異文化適応過程における意識の発達に関する一考察 令和元年12月 『岡山大学臨床心理学論集』 第17号 pp.7-15
    • 先端医療(遺伝子診断)と臨床心理士 平成18年1月 『臨床心理学』 金剛出版 第6巻1号 pp.271-283
    • 心と身体の関連性に関する分析心理学的研究の展望 平成28年7月 『岡山大学大学院教育学研究科研究集録』 第162号 pp.47-57
    • 青年期境界例女性との面接過程―夢に現れた身体性に着目して― 平成28年3月 『箱庭療法学研究』 第28巻3号 pp.29-39
    • 場面緘黙傾向の不登校中学生女子の箱庭療法過程―リズムと身体症状に着目して― 平成27年3月 『箱庭療法学研究』 第27巻3号 pp.3-15

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荊木 まき子

准教授

臨床心理学、学校心理学、コミュニティ心理学

荊木 まき子

  • 学位:

    博士(学校教育)

  • 主要担当科目:

    感情・人格心理学

  • 子どもや学校に関する心理支援の仕事をしていました。心理学を学んで感じたことは、専門的知識としてだけでなく、日常でも自分自身との向き合い方や人との付き合い方、物事や社会の見方、統計などを使っての物事の確かめ方等、心理学を通して様々な視点が得られるということでした。これから心理学を学ぼうとする皆さん、一緒に自分や人の知らない側面を見つけにいけたらと思います。

  • 主要業績:

    • 荊木まき子.(2023)「特集 コミュニティのなかで多職種協働をいかに学ぶのか 企画趣旨:コミュニティのなかで多職種協働をいかにまなぶのか―医療福祉保健領域における多職種連携教育から残された課題―」コミュニティ心理学研究26(2),59⁻65
    • 門原眞佐子・荊木まき子.(2022)「第8章 校内システムと教育相談」コンパス 教育相談,87-95
    • 荊木まき子(2019)「医療版・教育版PBLからみえた心理職としての多職種連携教育(IPE) :せとうちコラボ第1回研究会からの一考察」.コミュニティ心理学研究.23(1),6-14
    • 荊木まき子・森田英嗣(2019)「医療領域における多職種連携教育(IPE)の教育領域への転用可能性」.教育支援協働学研究.1,18-31.
    • 荊木まき子(2019)「多職種連携の中で心理職には何が求められるのか:コミュニティ心理学的視点から10年後を模索する 心理職における多職種連携教育(IPE)の可能性:医療領域と教育領域の比較から」.コミュニティ心理学研究 22(1),91-96.

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堀田 裕司

准教授

臨床心理学、産業・組織心理学

  • 学位:

    博士(心理学)

  • 主要担当科目:

    産業・組織心理学

  • 組織における個人や集団の心理特性や行動特性等について学び,産業領域における心理職,職業人として活動するために必要な知識や基本的姿勢を身につける。

  • 主要業績:

    • 堀田 裕司・森口 次郎・岡本 昭夫・大塚 泰正 (2020). メンタルヘルスの向上手法の開発(4):職場における対人的援助向上プログラム 産業精神保健, 28, 45-50.
    • 堀田 裕司 (2018). 労働者の仕事のコントロールと活気,組織市民行動の関連 就実論叢, 47, 237-245.
    • 堀田 裕司 (2016). 職場における組織市民行動と関連する要因の検討 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部, 65, 87-91.
    • 堀田 裕司・大塚 泰正 (2015). 職場における対人的援助向上プログラムの効果評価 産業衛生学雑誌, 57, 219-229.
    • 堀田 裕司・草場 理絵・大塚 泰正 (2015). 仕事における主観的な成功体験は従業員をいきいきさせる―自分を活かし,やりがいを感じ,いきいきと働くために 島津明人(編) 職場のポジティブメンタルヘルス (pp. 116-124) 誠信書房

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森村 和浩

准教授

体力学、応用健康科学

  • 学位:

    博士(スポーツ健康科学)

  • 主要担当科目:

    身体運動と健康の科学、スポーツ1~4、初年次教育Ⅰ・Ⅱ

  • 人間は何にために動くのか?人間は、動くことによって生活し、表現し、文化を創造してきました。身体運動は、私たちの生命や生活を根本から支えています。「身体運動と健康の科学」の科目では、身体運動に関する最新の知見や運動が心身に及ぼす影響について解説すると共に、なぜ動く必要があるのかについて考えていきます。

  • 主要業績:

    • 西村貴子, 熊原秀晃, 森村和浩, 大和孝子, 中野修治, 田中宏暁.児童のスポーツ活動状況と食意識および保護者の食教育に対する意識の関連性. 日本スポーツ栄養研究誌. 13 40–51. 2020
    • 森村和浩, 綾部誠也, 松本希, 飯田智行, 犬飼義秀.地域在住中高齢肥満女性における運動介入に伴う体重減少がセルフ・エフィカシーに及ぼす影響.日本スポーツ健康科学誌6(1) 85 – 91. 2019
    • 佐藤善人,森村和浩ほか.スポーツと君たち : 10代のためのスポーツ教養.大修館書店. 2019
    • Ikenaga, M., Yamada, Y., Kose, Y., Morimura, K.,et.al. Effects of a 12-week, short-interval, intermittent, low-intensity, slow-jogging program on skeletal muscle, fat infiltration, and fitness in older adults: randomized controlled trial. European journal of applied physiology, 117(1), 7-15. 2017
    • 森村和浩.スポーツと脳の成長. 森村和浩.体育科教育(12); 62-63. 2017

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加納 亜紀

准教授

学校保健、養護教育

  • 学位:

    博士(学校教育学)

  • 主要担当科目:

    学校保健、養護学概論、養護活動論、保健教育論、保健教育演習など

  • 学校保健は,学校における保健活動について学ぶ科目である.学校保健に関する基本的な知識や考え方を身につけるために,現代の子どもの健康問題の実情や学校保健活動の概要について講義を主体に理解を深め,学校保健が地域保健,職域(産業)保健と並ぶ公衆衛生活動の一分野であるのと同時に,学校において教育活動として展開される活動であることの意義を考える.

  • 主要業績:

    • 門田新一郎・大津一義 編著(2021),学校保健ー子どもの生きる力を育むー.大学教育出版. (分担執筆) p73-81,p221-233.
    • 加納亜紀,高橋香代,上村弘子,棟方百熊(2017),ICTを活用した模擬保健指導における能動的学修の取り組み―実践的指導力の育成をめざした授業の開発と改善―,岡山大学教師教育開発センター紀要,(7),167-174.
    • 加納亜紀,上村弘子,田嶋八千代,高橋香代(2016),養護教諭が行う保健指導の現状―個別及び集団の保健指導の校種間比較―,学校保健研究,57(6),323-333.
    • 加納亜紀,高橋香代,片岡直樹,清野佳紀(2007),3歳児におけるテレビ・ビデオ視聴時間と発達との関連.日本小児科学会雑誌,111(3),454-461.
    • 加納亜紀,高橋香代,片岡直樹(2004),テレビ・ビデオの長時間視聴が幼児の言語発達に及ぼす影響. 日本小児科学会雑誌,108(11),1391-1397.

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鎌田 雅史

准教授

社会心理学、組織心理学、教育心理学

鎌田 雅史

  • 学位:

    博士(学術)

  • 主要担当科目:

    心理学概論

  • 心理学は日常生活にとても身近な学問です。心理学概論は,はじめて心理学を学ぶ多くの学生にとって入門となる授業です。この授業を通して,心理学を身近に感じ,心理学への興味・関心が高まることを期待しています。

  • 主要業績:

    • 鎌田雅史 (2024). スクールリーダーのリーダーシップ 弓削洋子・越良子(編) 学校経営の心理学 (pp.167-180) ナカニシヤ出版
    • 三沢良・鎌田雅史(2024). 教師の組織的学びを促進する校長のエンパワリング・リーダーシップ 心理的安全性の媒介効果に着目した検討 学校改善研究紀要 6, 60-74.
    • 伊藤優・鎌田雅史(2020). 保育施設における中学生受け入れ時の安全に関する意識の検討 小児保健研究, 79, 332-341.
    • 鎌田雅史・西山 久子・迫田 裕子(2017). 学校における教育相談定着化に向けた上方向の影響方略の有効性 心理学研究 88, 177-183.
    • 鎌田雅史(2017). 勢力と地位, 坂田桐子(編) 社会心理学におけるリーダーシップ研究のパースペクティブⅡ(pp.13-37), ナカニシヤ出版

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井芹 聖文

准教授

臨床心理学

  • 学位:

    博士(教育学)

  • 主要担当科目:

    カウンセリング概論

  • カウンセリングにおける代表的なアプローチと技法、カウンセラーに必要な基本的態度を学ぶことで、対人援助職に求められる基礎的な知識と技能を身につける。

  • 主要業績:

    • 井芹聖文・平谷智生(2021).トゥレット症とADHDを併発する男児との遊戯療法―ままならない体験を経て― 心理臨床学研究、39(5)、431-442.
    • 井芹聖文・ 林 秀樹(2021).臨床心理面接の引き継ぎに関する事例のメタ分析―前任者と後任者の体験と工夫― 就実大学大学院教育学研究科紀要,6,29-48.
    • 井芹聖文(2014).クライエントにとっての事例研究 皆藤章・松下姫歌(編)心理療法における「私」との出会い―心理療法・表現療法の本質を問い直す― 京大心理臨床シリーズ10 創元社 pp.99-105.
    • 井芹聖文・加藤のぞみ・田中崇恵・畑中千紘・小木曽由佳・土井奈緒美・河合俊雄・田中康裕・高嶋雄介・長谷川千紘・黒川嘉子(2014).発達障害へのプレイセラピーによるアプローチ―新版K式発達検査2001を用いた検討― 箱庭療法学研究、26(3)、3-14.
    • 井芹聖文(2013).作り手が箱庭作品を命名する体験の検討 心理臨床学研究、31(3)、466-476.

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田邊 亜澄

講師

認知心理学

田邊 亜澄

  • 学位:

    博士(文学)

  • 主要担当科目:

    知覚・認知心理学、心理学統計法

  • 知覚と認知は心の入口です。わたしたちが外界から情報を受け取ったとき、はじめに知覚が起こります。そこから、情報を処理して認知が生じます。つまり、知覚・認知心理学は、心の基礎的なはたらきを学ぶ学問です。また、心のはたらきを科学的に検証するツールとして、統計法も学んでいきます。心を知るための基礎を固めていきましょう。

  • 主要業績:

    • Tanabe-Ishibashi, A., Ishibashi, R. & Hatori, Y. (2023). Control of bottom-up attention in scene cognition contributes to visual working memory performance. Attention, Perception & Psychophysics, 85(5), 1425–1436.
      https://doi.org/10.3758/s13414-023-02740-2
    • Kuraguchi, K., Tanabe-Ishibashi, A., & Ashida, H. (2022). Large irides enhance the facial attractiveness of Japanese and Chinese women. Acta Psychologica, 228, 103663.
      https://doi.org/10.1016/j.actpsy.2022.103663
    • Taniguchi, K., Tanabe-Ishibashi, A., & Itakura, S. (2020). The Categorization of Objects With Uniform Texture at Superordinate and Living/Non-living Levels in Infants: An Exploratory Study. Frontiers in psychology, 11, 2009.
      https://doi.org/10.3389/fpsyg.2020.02009
    • Tanabe-Ishibashi, A., Ikeda, T., & Osaka, N. (2014). Raise two effects with one scene: scene contexts have two separate effects in visual working memory of target faces. Frontiers in psychology, 5, 400.
      https://doi.org/10.3389/fpsyg.2014.00400
    • Tanabe, A., & Osaka, N. (2009). Picture span test: measuring visual working memory capacity involved in remembering and comprehension. Behavior research methods, 41(2), 309–317.
      https://doi.org/10.3758/BRM.41.2.309

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内田 直義

講師

比較教育学

  • 学位:

    博士(教育学)

  • 主要担当科目:

    教職論、教育方法論、現代教育の諸問題など

  • 心理学部では、主に養護教諭の免許状を取得する教職課程の授業を担当しています。具体的には、教員として働くために基本的に知っておくべき教職の役割、資質能力、職務内容を扱う「教職論」や、教室・授業・学習の形態、評価の基準、教材の活用を扱う「教育方法論」の授業を、背景となる理念や歴史、国際比較の観点も大事にしながら学修しています。他にも、学部や課程に関係なく履修できる科目として、「現代教育の諸問題」では、さまざまな現代社会の教育問題を教育学の視点で考える授業を行っています。

  • 主要業績:

    • 内田直義. (2022). 「『宗教』の教科書の中で描かれる旅: エジプトの小学校における宗教知識と道徳の教育」. 近藤文哉編著. 『中東における旅行・観光の歴史展開と現代の諸相』. SIAS Working Paper Series 39, 114-135. 上智大学イスラーム研究センター.
    • エル アマンダ デ ユリAS・アズミ ムクリサフ・アユ アズハリヤ・内田直義・神内陽子・千田沙也加. (2021). 「日本のイスラーム保育園における多文化保育の実践: 保育者と保護者への聞き取り調査から」.『国際幼児教育研究』28, 99-117.
    • 内田直義. (2020). 「エジプトのイスラーム女子教育: アズハル系女子学校教員の語り」.長沢栄治監修. 服部美奈・小林寧子編著. 『教育とエンパワーメント』, 117-130. 明石書店.
    • 内田直義. (2020). 「2つの比較教育学的視点で見るエジプトへの『特別活動』導入: 地域研究アプローチと開発研究アプローチ」. 『名古屋大学大学院教育発達科学研究科教育科学専攻 教育論叢 特別編 2020年』, 63-71.
    • 内田直義. (2019). 「20世紀後半エジプトにおける農村部への近代的イスラーム学校の拡大: 住民の『自助努力』による学校設置過程に着目して」『比較教育学研究』59, 23-45.

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林 秀樹

講師

臨床心理学、精神分析的心理療法

  • 学位:

    博士(臨床心理学)

  • 主要担当科目:

    カウンセリング演習

  • カウンセリングの基本的姿勢は,あらゆる対人援助専門職にとって不可欠なスキルです。この科目では実践的な演習を通して,主に非言語的な傾聴のスキルの基礎を習得します。

  • 主要業績:

    • 林 秀樹・安達洋助・久永航平・藤森旭人・鵜飼奈津子 (2023). トラウマを抱える子どものこころを育むもの-G. Musicから学ぶ精神分析と神経科学,そしてマインドフルネスの出会うところ- 精神分析的心理療法フォーラム, 11, 152-162.
    • 林 秀樹 (2022). 小学校スクールカウンセリングでの精神分析的実践を踏まえた教師との協働 心理臨床学研究, 40(5), 415-425.
    • 林 秀樹 (2022). 治療者の見えないところで遊ぶ女児との心理療法過程 精神分析研究, 66(3), 90-94.
    • 林 秀樹・藤森旭人・鵜飼奈津子 (2020). 臨床心理士指定大学院附属相談室における精神分析的設定でのケース実践について-大学院生による発表からみえてきた精神分析的設定導入の意義と今後の展望- 日本精神分析的心理療法フォーラム, 8, 96-105.
    • 林 秀樹・西野将史・藤森旭人 (2018). 漫画『新世紀エヴァンゲリオン』からみる思春期のこころ-情緒的ひきこもり状態を呈する思春期男子の精神分析的一考察- 就実論叢, 48, 139-151.

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小國 龍治

講師

社会心理学、発達心理学、健康心理学

小國龍治

  • 学位:

    博士 (心理学)

  • 主要担当科目:

    感情・人格心理学、健康心理学、心理学実験

  • 心理学は“こころ”のしくみを科学的に明らかにしようとする学問です。「感情・人格心理学」では感情や性格がどのように形づくられ,行動に影響するのか,「健康心理学」では心と身体の状態がどのように相互作用するのかを学びます。そして,「心理学実験」では実験を通して“こころ”のしくみを実践的に学んでいきます。こころとからだ,そして人とのつながりについて,一緒に楽しく学んでいきましょう。

  • 主要業績:

    • Oguni, R. & Taguchi, K. (2025). Reputational concerns moderate the relationship between lying and depression. Frontiers in Developmental Psychology, 2, 1513617.
      https://doi.org/10.3389/fdpys.2024.1513617
    • Oguni, R. & Ishii, C. (2024). Gratitude promotes prosocial behavior even in uncertain situation. Scientific Reports, 14, 14379.
      https://doi.org/10.1038/s41598-024-65460-z
    • Oguni, R. & Otake, K. (2022). How does gratitude promote prosocial behavior? Developmental differences in the underlying motivation. Japanese Psychological Research, 67, 24-34.
      https://doi.org/10.1111/jpr.12432
    • Oguni, R. & Otake, K. (2020). Prosocial repertoire mediates the effects of gratitude on prosocial behavior. Letters on Evolutionary Behavioral Science, 11, 37-40.
      https://doi.org/10.5178/lebs.2020.79
    • 小國 龍治・小林 正法・大竹 恵子 (2020). 援助行動の想像は援助効力感を高める パーソナリティ研究, 29, 20-22.
      https://doi.org/10.2132/personality.29.1.7

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石井 佳葉

講師

臨床心理学

石井 佳葉

  • 学位:

    博士(教育学)

  • 主要担当科目:

    心理検査法実習

  • 発達検査,知能検査についてロールプレイを通じて体験的に学ぶ。さらに,模擬事例を用いた心理検査結果の検討を通じて,対人援助職に求められる視点を身につける。

  • 主要業績:

    • 石井佳葉(2021)ロールシャッハ法・イメージカード選択の臨床的活用に向けた文献的検討 臨床心理学部研究報告,13,3-17.
    • 石井佳葉(2020)ロールシャッハ法における父親・母親イメージカード選択を通した多層的理解 ロールシャッハ法研究,24,1-15.
    • 石井佳葉(2019)ロールシャッハ法における父親・母親イメージカード選択の実態 京都大学大学院教育学研究科紀要,65,29-41.
    • 石井佳葉(2018)ロールシャッハ法における父親イメージカード選択過程の検討―青年期女性の父親イメージに着目して―  京都大学大学院教育学研究科紀要,64,317-329.
    • 千葉友里香, 木村大樹, 皆本麻実, 岡部由茉, 細川(石井)佳葉, 山﨑基嗣, 武田和也, 不破早央里(2017)特別養護老人ホームにおける認知症高齢者の継続的な箱庭制作について-見守り手との関係性を中心に- 箱庭療法学研究,29(3),51-64.

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山西 健斗

助教

臨床心理学

山西 健斗

  • 学位:

    修士 (教育学)

  • 主要担当科目:

    心理検査法実習

  • 心理検査は対象となる個人や集団を理解するために用いられます。実際に発達検査,知能検査のロールプレイや解釈を行う中で,心理学的な人間理解の考え方を身につけます。

  • 主要業績:

    • 小倉正義・山西健斗 (2023). 第2章 発達障がいといじめの関連―発見・対応のポイントとその影響(分担執筆) 小倉正義(編) 発達障がいといじめ 発達の多様性に応える予防と介入 学苑社
    • 山西 健斗・小倉 正義 (2021). 小学生の学習に関する自己効力感と動的学校画における描画特徴との関連 兵庫教育大学教育実践学論集, 22, 51-57.
    • 山西 健斗・小倉 正義 (2019). 学習困難感を抱える児童の心理面に着目した学習支援の意義-夏休み中の親子グループでの支援を通して- 鳴門教育大学心理・教育相談室紀要, 14, 3-9.
    • 山西 健斗・小倉 正義 (2019). 児童の学習に関する問題と学校適応感の関連についてのレビュー 鳴門教育大学学校教育研究紀要, 33, 79-83.

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