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表現文化学科 講演会・集中講義等

表現文化学会公開学術講演会(※座談会形式)が開催されました (講師:はやみねかおる先生)

2023-11-27

 1125日(土)、本学R5階大教室で表現文化学会総会と公開学術講演会が開催されました。講師として小説家のはやみねかおる先生をお招きし、本学科表現創造コースで小説・評論執筆を中心に指導しておられる松本潤一郎教授・小林敦子教授を交えて座談会を開いていただきました。

 座談会では、はやみね先生が児童文学を書く上で、読者である児童を念頭においてどのように小説を書かれているのかという点を中心に、編集者との関係性やトリック・ミステリーに対する考え方など、多岐にわたる視点からお話しいただきました。座談会の中では、小林教授のもとで小説創作を学んでいる学生による小説プロットへのコメントや、松本教授による『都会のトム&ソーヤ』レポートへのコメントもいただきました。いずれも小説創作や評論を卒業研究の一つに位置付ける本学科の特色が生かされたもので、たいへん実践的な学びの場になったと思います。座談の中では、特に読書の重要性をくりかえしておられたのが印象的でした。大学生活は、人生の中でも読書に注力できる数少ない機会です。これを機に本学の学生にもますます読書に親しみ、積極的に学んでほしいと感じました。

 座談会後は、本学の学生を中心にフロアから6件の質問が出され、たいへん有意義な議論がなされました。そこでも重視されたのが読者をつねに意識することだったと思います。小説創作・評論に限らず、大学でレポートや卒業論文を執筆する上でも読者を想定することは非常に重要なことです。本学科学生も熱心に講演を聴いており、今後の本学での自らの学修に生かしてくれると感じました。外部からの聴講者も100名を突破し、好意的な声を非常に多くいただきました。

 はやみね先生、どうもありがとうございました。