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教育心理学科 授業報告

活動の紹介

2023-05-19

教育心理学科では様々な活動が行われています。
今回は食育活動について、参加した学生の感想をご紹介します。

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食育活動 


令和4年8月28日に就実大学では小児がんを経験した子ども達に向けて、「自分の身体を理解し、心身の健康を守る大切さを学ぶ食育クッキング」を開催しました。

このイベントでは、生活習慣病の予防など、体調管理の大切さを伝えるために、調理体験や講話、クイズ、健康教育の授業が実施されました。企画の実行に当たって、教育心理学科から2~4回生の学生ボランティア16名と就実大学の森口清美先生、白髭由美子先生、倉敷平成病院管理栄養士の小野詠子先生が活動に参加し、小学生から高校生までの年代の子ども達7名を含むあゆみの会の皆さん16名の計35名で実施されました。

私は同級生の7名と共に子ども達とのクッキングと調理に関する事前準備に参加しました。事前準備では、クッキングで使う材料や物品の買い出し、調理実習前の仕込みなどを行いました。調理過程のどの部分を子ども達と体験するか話し合いながら材料や物品を買い出しに行ったことが印象に残っています。買い出しをする中で、あゆみの会の青山由香里さんから、調理や物品の配慮や具体的な実施行程をお聞きし、企画運営側が考えるべきことについて学ぶことができました。また、事前に渡されたレシピを見て、鯖缶ハンバーグを作り、家庭でもクッキング内容を事前に再現し、クッキング当日のために調理の練習を行いました。加熱調理は学生が主体で行うため、失敗してしまわないか前日まで不安に感じていました。

食育クッキング当日では、子ども達と学生で鯖缶ハンバーグ、フルーツ寒天、おにぎらず、みそ汁を作りました。そして、日ごろ飲んでいるみそ汁の塩分濃度を測定しました。フルーツ寒天をラップで包む工程、おにぎらずの具材の組み合わせなど、些細な点で子ども達の個性が見られ、一緒に活動する時間が本当に楽しかったです。ゼリーをラップで包み、マジックで顔を書いたり、ランチパックの詰め方、おにぎらずに使う具材の彩りや味を真剣に考える子ども達の姿を見て、彼らもこの時間を楽しんでいるのだと感じました。

用意したランチパックいっぱいにできたおにぎらずを持って帰った彼らが、今後何年先も心身ともに健康に過ごすためには、今回のような食育活動も必要だと実感しました。

(教育心理学科3年 Kさん)