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教育学専攻 発表会

2022春 修士論文中間発表会(修士1年)を振り返って

2022-03-01

2月3日に教育学研究科教育学専攻修士論文中間発表会が開催されました。修士課程1年生の2名が発表しました。ここでは,当日発表した修士1年生1名と参加した教員1名との短い対談形式で報告します。

 

Sさん:教育臨床心理学コース 修士1年 就実大学教育学部教育心理学科卒業

H先生:教育臨床心理学コース

 

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H先生:中間発表会,緊張されたこと思います。振り返ってみて,どんな体験でしたか?

 

Sさん:振り返ってみると中間発表に向けての準備がとても大変だったように思います。私は当初の予定では、介入研究を行う予定だったのですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により研究を実施することが困難であると判断したため、11月よりテーマを変更して研究を進めています。研究を始める際、テーマを決める段階で一番苦戦するので、再び0から研究をスタートするということが決まったときは正直とても気が重かったです(笑)。しかし、やるしかないと自分を奮い立たせ、「自分は何に関心があるのか」ということを考えながら新たなテーマを設定しました。

 

H先生:新たにテーマを考えるという作業は大変でしたね。でも,自分の興味・関心を振り返る良い機会にもなったのかもしれませんね。実際に発表してみてどうでしたか?

 

Sさん:前期の構想発表会の時ほど緊張しませんでしたが、研究内容に自信を持てていないこともあり、先生方にどのように思われるだろうという不安を抱えながら発表に臨みました。事前に準備したことをしっかり発表できたのではないかと思います。発表後は客観的な視点からご意見をいただくことで、新たな気づきを得ることができました。特に目的に合わせた調査方法などについて、具体的なご意見をいただけたことはとても大きかったです。先生方が自分の研究をより良いものにするために考えてくださっていることが伝わってきました。また、研究の位置づけや研究方法など、これから再検討しなければならない部分が明確になったので、これらを改善しながら研究に取り組んでいきたいです。

 

H先生:先生方からの意見は鋭くて,どきっとされたこともあるかもしれませんが,みな熱い思いをもって指導にあたっているので,ぜひ今後の研究に活かしてくださいね。ところで話はガラッと変わりますが・・・Sさんの今の体験を教えてください。大学院では,クライエントさんへのカウンセリングをはじめとした臨床的な訓練していくわけですが,一方で,こうした修士論文の執筆を行う必要もあります。このような研究活動が,心理専門家として働くうえでどのようにつながっていく(あるいは,つながっている)と思いますか?

 

Sさん:そうですね…私は研究よりも臨床の方が楽しいと感じていて、授業や実習が忙しいということを言い訳に、研究にはあまり精力的に取り組めていないのが現状です…。ですので、まだ研究が心理専門家として働くことにどのようにつながっているのかについては掴めていないのが正直なところです。やってみないと何が得られるか分からないですね。残りの1年間で、研究が自分の将来にどのようにつながっているのかを明確にすることができればいいなと思っています!

 

H先生:ありがとうございます。それでは,ぜひそのお返事を修了式のさいにお聞かせくださいね(笑)。この度の発表,ほんとうにお疲れ様でした。これからも頑張ってください。