12月10日（金）、岡山市立岡山中央中学の生徒さん4名が、探究学習「岡山を知ろう」の一環で訪問され、「岡山の方言」についてのインタビューを受けました。岡山市内でも地域ごとに方言の差はあるのか？使われなくなった方言にはどんなものがあるのか？など、中学生ならではの素直な素朴な疑問に対することはとても新鮮な体験でした。言語地図や岡山方言について書かれた書籍などを示しながら説明すると、自分たちの使っている言葉と比較して、「この言葉は使わない」とか「この方言はわかる」などと言いながら積極的に取り組まれていました。また、最後には、「身近に方言がなくなっていることを感じている。方言が無くなることのメリットとデメリットは何か？」といった鋭い質問もあり、自分たちの母方言としての岡山方言に、真剣に向き合っていることが感じられました。

言語を研究する人間として、若い人達がこのように「ことば」に興味を持ってくれたこと自体がとても嬉しく、1時間弱の時間でしたが大変楽しい時間を過ごすことができました。また、自分自身も、岡山方言を改めて勉強し直す、よい機会になりました。このような貴重な経験をさせてくださった岡山中央中学の生徒さんたちに、改めて感謝申し上げたいと思います。

（准教授　岩田）