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研究・産学連携

【薬学部】石﨑助教・片岡教授らの研究グループによるN-ニトロソアミン類の高感度分析法に関わる研究成果が国際学術誌に掲載されました

2024-01-10

 薬学部 応用分析化学研究室の石﨑助教・片岡教授らの研究グループの研究成果が、「Journal of Chromatography A」に掲載されました。

 近年、医薬品の原薬から微量の発がん性N-ニトロソアミン類が不純物質として検出され、世界的な問題となっています。N-ニトロソアミン類は医薬品の製造過程で生成することから、これらの医薬品への混入の実態とその含量を明らかにすることは、医薬品の安全性を確保する上でたいへん重要になります。本研究では、目的の微量成分を効率よく検出するための高感度分析法を開発して、医薬品製剤中のN-ニトロソアミン類を分析しました。

■論文情報
論文名:Simultaneous analysis of carcinogenic N-nitrosamine impurities in metformin tablets using on-line in-tube SPME coupled with liquid chromatography‒tandem mass spectrometry.
掲載誌:Journal of Chromatography A (Vol.1710, 464416, 2023)
著者:Ishizaki A, Ozawa K, Kataoka H