
幼い頃に憧れた
「悩みに向き合える薬剤師」になりたい
内定先を選んだ理由について教えてください。
病院見学に行った際、職場の雰囲気の良さを感じたからです。
また、多数の診療科がある病院でたくさんの症例に触れ、知識を身に付け、経験を積んでいきたいと考えていました。私は特に緩和ケアの分野に興味があり、患者さんの痛みや悩みに寄り添っていきたいと考えています。病院での業務は学生時代に学んだ内容以上のことが要求され、臨機応変に対応していかなければならないので不安もありますが、しっかりと勉強して自分ができることの幅を広げていきたいです。病院勤務の経験を活かして、将来は認定薬剤師になりたいとも考えています。
薬剤師になりたいと思ったのはいつからですか?
小学生の頃からです。当時、私は喘息を患っており、毎年のように発作を起こしては病院を訪れていました。小学校高学年の頃、体重の増加に伴い薬が粉から錠剤に切り替わったのですが、錠剤を飲み込むのが怖くてなかなか服用できませんでした。そんな時ある薬剤師の方が、錠剤を細かく砕いたり小さな錠剤を用意したりと、できる限りの対応をしてくださいました。ひとりの子どもの悩みに真摯に向き合ってくださる姿に、「薬剤師ってかっこいい」「自分もこうなりたい」と憧れを抱くようになりました。その気持ちは変わることなく、薬剤師になる夢を追いかけて就実大学の薬学部に入学しました。

就実大学の薬学部はどんなところですか?
学習面でのサポートが本当に手厚いと感じました。苦手な科目に対しては補講を実施したり、国家試験に向けての対策講座を開いたりと、学習支援制度は充実していると思います。先生方の「絶対に学生たちの夢を叶えてあげよう」という熱意が伝わってきました。また少人数クラス制だったので、担任の先生にすぐに相談できる環境が整っていました。私も学習面から生活面まで幅広く相談に乗っていただき、本当に心強かったです。内定先の川崎学園を志望したのも、5年生の頃に担任の先生が「気になるって言っていたよね、行ってみたらどう?」と見学の情報を教えてくださったのがきっかけでした。学生一人ひとりをしっかり見て、できる限りのことをしてくれる学部だと思います。
就職活動を振り返ってみてどうでしたか?
就職活動を意識し始めたのは5年生になって間もなく、学内就職説明会に参加した時でした。会場にいる6年生の姿を見て、「来年のこの時期は自分の番なんだ」と強く感じたのを覚えています。
いざ就職活動が始まると、コロナウイルスの影響で病院へのインターンシップや見学が中止になり、なかなか身動きがとれない状況に陥りました。職場の雰囲気を実際に目で見て確かめられないのは不安でした。こんな時こそ積極的に動かなければと思い、一度病院見学に行っていた川崎学園に連絡を取りました。インターンシップの約束を取り付けたものの、全国的なコロナウイルスのまん延で行くことは叶いませんでした。ですが、できることをしっかりやろうという姿勢がその後の内定にも繋がったのではないかと感じます。
5年生の3月になってようやく病院見学が可能になり、気になっていた病院へ一気に見学に行くことができました。私は岡山県内の病院に絞り、4か所を見学後、川崎学園へエントリーを決めました。採用試験まであまり日がなかったことが不安でしたが、友人と励まし合い、情報共有をしながら乗り切ることができました。
志望していた川崎学園から内定をいただいた今は、国家試験に向けて勉強しています。薬剤師としてのスタートで出遅れてしまわないようにしっかりと知識を身に付けて、まずは余裕をもって試験に合格できるように頑張りたいです。
最後に、就職活動を控える在学生に向けてアドバイスやメッセージをお願いします。
悔いのない就職活動ができるよう、自己分析や企業研究など、小さなことからでもいいので早めに準備をしておくことをオススメします。また、「自分に今できることは何か」を考えて、やれることは全部やろうという気持ちで動いてください。積極的に成果を掴みにいく姿勢は、企業にとっても印象的だと思います。今までの経験や学びは必ず就職活動に活きてくると思うので、自信をもって頑張ってください。

