失敗しても気持ちを切り替えて一歩前へ踏み出す

失敗しても気持ちを切り替えて

一歩前へ踏み出す

2020年度卒
内定先 西日本旅客鉄道株式会社
学部・学科 人文科学部 実践英語学科
出身校 岡山県/就実高等学校

内定先を選んだ理由について教えてください。

内定先の西日本旅客鉄道株式会社が行っている取り組みと、育児休暇制度や、短時間勤務制度などの女性が働きやすい環境が整っていることに魅力を感じたからです。
数ある取り組みの中でも、私が特に魅力を感じたのは、西日本の美しい景色や沿線の食材を使った食事を堪能できる「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運行と、JR和歌山線の沿線活性化プロジェクトとして行われた「フードトレイン」という日帰りツアー企画です。そのような地域に根ざした取り組みに感銘を受けました。また、幅広い地域を支える公共交通機関でもあるため、安定して働き続けられる会社であることも大きな魅力の一つでした。

入社後はどんなキャリアを描いていますか?

入社後、数年は駅員や列車の車掌・運転士として働きながら現場の知識やスキルを身に付けて、その後は研修を受けキャリアアップしたいと考えています。
最初の勤務地がどこになるかは現時点では決まっていませんが、私の家族は、私が小さい頃から転勤族だったこともあり、仮に知らない地域に勤務することになっても全く苦にはならないと思います。どちらかというと知らない町や地域のことを調べたりするのは好きな方です。そういう意味でも、JRは私にすごく合っていると言えるかもしれません。
勤務地が決まれば、その地域のことを詳しく勉強して、現場に出た際にJRを利用される方々に対してしっかりご案内できるようにしたいです。
また、現場では海外から日本に来られた方と接する機会もあります。そういう時に大学で英語を学びながら学んだコミュニケーションスキルや英語のスピーキング力を活かしてより多くの外国人の方に日本の魅力を伝えていきたいです。

入社後はどんなキャリアを描いていますか?

就職活動を意識し始めた時期はいつからですか?

夏のインターンシップが始まるタイミング、3年生の8月頃だったと思います。周りの友人たちもそのタイミングで動き始めました。私自身は、インターンシップは5社ほど参加しました。合同企業説明会では知ることができないことを教えてもらったり、気になった点をたくさん質問できたりしたので、とても勉強になりました。この企業の試験を受けてみようという決め手にもなりました。また、学内で実施されるキャリアガイダンスにも参加するようにしていました。履歴書の書き方や面接を受ける時の注意点などはそこで学びました。

就職活動を振り返ってみてどうでしたか?

就職活動は積極的に行動することが大事だと改めて実感しました。志望度の高い企業だけを受けていたのでは経験が全然足りないと思いました。志望度が高くない企業でも、インターンシップに参加したり、採用試験を受けたりして、まずは経験を積むことが大切な気がします。また、インターンシップに参加することで当初は興味のなかった企業に魅力を感じたり、視野が広がったりすることもありました。私はとにかく就職活動の場に赴いて、自分で自分に「今私は就活をしているんだ」という意識をひたすら刷り込ませていました。結果として、自分に合っていると思える企業に巡りあうことができました。

キャリアセンターを利用することはありましたか?

キャリアセンターで履歴書の添削や面接の練習をお願いしていました。履歴書の添削は、まず自分が書いたものをスタッフの方に見ていただき、その後に赤で細かく直してもらうという流れです。面接の練習では、大きな声で簡潔に話すことや、お辞儀をする時の速さなどについてアドバイスをいただきました。
また、キャリアセンターにある「内定報告書」は就職活動をする際にとても役に立ちました。その報告書には、先輩がどんな企業から内定をいただいたか、どういう志望動機を書いたか、面接でどういう質問をされたか、どういう心持ちで試験に臨んでいたかなどが書かれているんです。実際の面接では過去のものとは異なる質問をする企業もありましたが、中には同様の質問をする企業もあって、そういう時は対策がばっちり活かされたので、答えやすかったです。

就職活動を意識し始めた時期はいつからですか?
キャリアセンターを利用することはありましたか?

就職活動で大切にしたことは何ですか?

私は就職活動を続けていく中で、人々の身近なところで貢献したい、人と接するところで働きたいと思いが強くなっていきました。そして、自分のやりたいこととマッチしていること、将来的にどんなふうに成長できるかをイメージできることを最終的に重視しました。
また、面接などで企業の方と対面する際には、身だしなみと笑顔を大切にしていました。第一印象が面接官の記憶に残りやすいと思っていたので、特に気を付けていましたね。私はパン屋でアルバイトをしているのですが、いつも笑顔で丁寧な接客をすることを心掛けてやっていたので、その経験が活かせたと思います。

これから大学に入学する高校生に伝えたいことはありますか?

就職活動はなるべく早めに始めた方がいいということです。まだ少し先にはなりますが、せめて大学3年生に上がる頃には就職のことを意識しておいた方がいいと思います。すぐには希望の業種や職種が決まらなかったとしても、いろんな合同企業説明会やガイダンスに参加することで就活の方向性が決めやすくなります。将来について考えるきっかけにもなりますし、きっと就職活動を優位に進めることができるはずです。

これから大学に入学する高校生に伝えたいことはありますか?

最後に、就職活動を控える在学生に向けてメッセージをお願いします。

失敗しても深刻に考えすぎずに切り替えることが大切だと思います。私にはもともと志望度の高い企業があったのですが、新型コロナウイルスの影響でその企業の採用が中止になってしまいました。自分の力ではどうしようもないことで、その時はさすがに落ち込んだのを覚えています。でも落ち込んでいても始まらないし、「まあいっか」と気持ちを切り替えて次の企業の採用試験を頑張ろうと思って就職活動をしていました。
気分が落ち込んだ時には、友達と会って話をしたり、音楽を聞いたり、しっかり睡眠をとったり。とにかく気分転換になることをすべてやってみるのがいいと思います。就職活動ばかりやっていると精神的にきつくなるので、休める時には休んで、集中する時はしっかりやるという感じでメリハリをつけるのがポイントです。体調に気をつけながら頑張ってください!

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