深い愛情を注いで
笑顔あふれる学級をつくりたい
内定先を選んだ理由について教えてください。
小学4年生の時の担任の先生に憧れていて、将来は教員になりたいと思っていました。その先生はとても厳しい方で、嘘をついたり、約束を破ったりするとものすごく叱られました。当時は学校に行きたくないと思うこともありましたが、でも後になって思い返すと、あの時に厳しく接してくれたからしんどいことも乗り越えられましたし、今の私があるのはあの先生のおかげだなと。叱るだけでなく、学校行事ではクラスの児童を一生懸命応援してくれたり、うまくできなかったことでもその過程を褒めてくれたりもしました。厳しさも深い愛情の表れだったんだと気づきました。今では私もそういう先生になりたいと考えています。
保育・教職支援部を利用することはありましたか?
願書指導と口頭試問の対策を主にしていただきました。願書指導では、読み手に伝わりやすい書き方や、どの部分を重視して見られるかについて丁寧にアドバイスしてくださいました。
口頭試問の想定練習では、学校現場出身で教育委員会を経て就実に来られたスタッフの方から指導していただけて。「こういう場合はこうしたほうがいいよ」と、実際の現場でも活かせる知識を含めていろいろと教えてもらいました。自分では気づけないところをたくさん指導してくださったのでとても助かりました。
教員採用試験を振り返ってみてどうでしたか?
大学3年生の教育実習を終えてからますます教師になりたいという思いが強くなりました。絶対に教員採用試験に合格しようと思い、自分を奮い立たせました。同じように本気で教員を目指す友人たちと一緒に勉強をして、自分も負けないぞという気持ちで頑張りました。コロナ禍で大学に通えない時期には、ビデオ会議ツールを利用してオンラインで繋がった状態で朝から夜まで勉強しました。時には励まし合ったり、休憩中に雑談したり、みんなで支え合えたから辛くても最後まで勉強に向き合うことができました。
採用試験では、これまで学んできたことを全て出しきることができたと思います。不安や後悔はありましたが、やることはやれたので後は信じて待つのみでした。
大学生活での一番の思い出は何ですか?
大学1年生の時のフィリピン・ダバオ研修です。大学の先生から、現地の子供たちと運動会を開催しようというお誘いがあり、それに私も興味をもち企画運営を一緒に行うことになりました。現地の子供たちは、どんなことでも新鮮に感じてくれて、「わあ、楽しい!」みたいな感じで目をキラキラと輝かせてくれましたね。ここ数年はコロナ禍で行けない状況が続いてますが、私にとってとてもいい経験になりましたし行けてよかったです。
最後に、教員採用試験を控える在学生に向けてメッセージをお願いします。
就実は頑張る人を一生懸命応援してくれる大学です。私たちは『チーム初等』として学科の仲間や先生方と支え合って、長い就職活動を乗り越えました。その過程で、採用試験は個人戦ではなく、団体戦だったんだと気づきました。何もかも一人で頑張ろうとせず、周りの人たちの力を借りながら取り組むことも大切だと思いました。また苦しい時には一度立ち止まって、しっかりリフレッシュしてみてください。オンオフを切り替えることがモチベーションを保つコツです。そして最後には自分の夢を叶えてください!
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