知ることが可能性を高め選択肢を広げる

知ることが可能性を高め

選択肢を広げる

2020年度卒
内定先 ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社
学部・学科 経営学部 経営学科
出身校 岡山県立瀬戸高等学校

内定先を選んだ理由について教えてください。

世界に通じるソニーの半導体製品の開発や製造を担っている企業で、多くの人々の生活を支える仕事に携わりたいと思ったからです。現時点ではどの部署に配属されるかは決まっていませんが、経理、経営企画、人事、生産管理など、事務系の職種に就く予定です。計画的に従業員の職場や職務を変更するジョブローテーション制度があり、私が志望している経営企画の業務にもいずれ携わりたいと考えています。そういった制度も含めて、大きな企業で働くことは、将来的な自分の成長を考えたときにもプラスになると思い、この内定先を選びました。

就職活動を意識し始めた時期はいつからですか?

3年生の12月でした。いよいよ4年生になるという実感が湧いてきて、まずは情報収集など、できることからやっていこうと考えるようになりました。それくらいの時期には周りからもインターンシップについての話題が出てきていたように思います。なかにはもう少し早い時期、10月頃からインターンシップのことを考えている人もちらほらいましたね。

就職活動を意識し始めた時期はいつからですか?

エントリーシートを提出した企業は何社ですか?

30社ほどです。合同企業説明会は新型コロナウイルスの影響で途中からなくなってしまったので、就活サイトを利用しながら気になった企業にエントリーするようにしていました。説明会の中止によって企業を知る機会がひとつなくなったのは残念でしたが、あまり悲観的にならないように、そのぶん活用できるものはフル活用して、企業のことを調べる時間を増やす工夫をするようにしました。インターネットだけの情報では見えない部分もあるとは思いますが、コロナ禍ではそれも仕方ないと割り切って、できるだけいろんなところ、就活サイトやホームページ以外には、「業界地図」などから情報を得るようにしていました。

採用試験はどんな感じでしたか?

筆記試験に関しては、1社のみ選考先の企業に行って受けることがありましたが、その他の企業はすべてオンラインで行いました。一次選考から最終選考まで、直接企業の方とお会いすることなく、内定まで進んでいったところもありましたね。就職を決めた内定先もそうでした。会社の雰囲気が分からない不安は確かにありましたが、企業研究と同様、それは仕方ないと割り切るしかないと思っていました。直接会社の雰囲気を感じる機会がなかったからこそ、そういう意味でも規模の大きな会社という選択に繋がったところはあるかもしれません。

キャリアセンターを利用することはありましたか?

就職活動を始めたばかりの頃は、キャリアセンターの方にエントリーシートの添削をしてもらっていました。話し言葉と書き言葉の違いなど、基本的な文章表現の仕方・ルールを教えてもらって、書き直すようにしていました。
また面接試験の本番前に、練習しておきたいと思って模擬面接もお願いしました。面接に関しては、知っておいたほうがよいポイントをいくつか教えてもらいました。実際の面接でもキャリアセンターでアドバイスしてくださった内容の質問はされました。キャリアセンターの方のおかげで、エントリーシートの書き方や面接での回答の仕方はより良いものになったと思います。

エントリーシートを提出した企業は何社ですか?
キャリアセンターを利用することはありましたか?

就職活動を通じて学んだことは何ですか?

調べることの大切さですね。面接ではその企業についての理解度が問われます。どのような事業を展開しているかはもちろんですが、たとえば上場企業のグループ会社を受けるなら、その企業がグループの中でどのような立ち位置なのかを知っておくことは必須です。私は有価証券報告書※などから企業の概況や事業の状況などを読み取るようにしていたので、それによって企業のことを知る力が養われたと思います。
有価証券報告書を見れば企業の理解度が深まりますし、今まで以上にその企業への関心も湧いてきます。面接の時にも話せるので、これから就職活動をする学生にもぜひ一度調べてみてほしいと思いますね。

※有価証券報告書…株式を発行する上場企業などが作成・開示する、企業情報を記した書類。

就実大学はどんな大学でしたか?

就実大学を一言で表すなら、「多くのことを学べる」大学です。私は特に自主性、主体性が重要だということを学びました。大学に入ると、長期インターンシップや、部活、サークル、資格の取得など、さまざまなトピックがあります。それぞれのトピックできちんと自分を成長させるためには、積極的に動かないといけないんですよね。
私は入学した当初、簿記や会計学にはそれほど興味がなかったのですが、大学で講義を受けていくうちに関心を持つようになり、簿記の資格を取って、会計学のゼミに所属するようになりました。それはすべて自分から動いた結果だと思います。なぜそれができたかといえば、就実大学には自分を突き動かしてくれるような、興味を湧きたたせてくれる環境が整っていたからです。だからこそ私はここでたくさんのことを学ぶことができたと思っています。

就実大学はどんな大学でしたか?

最後に、就職活動を控える在学生に向けてメッセージをお願いします。

とにかくいろんな企業の説明を聞いて、エントリーしましょう。最初に志望していた業界とは異なる業界を志望したくなることもあり得るので、多くの企業の選考を受けることが大切です。
私は就職活動をするにあたって、大企業で働きたいと思いつつ、それとは別に、人の生活に関わる仕事に携わりたいと思っていました。企業選びの際もそれを軸にしていました。それはどんな業界だろうと考えた時に、当初は金融だと思っていました。お金は生活に欠かせないものですからね。就職活動でも、はじめは銀行や税理士法人を受けていました。そんな折、ふとしたきっかけでメーカーの企業説明会を受けてみた時に、自分が携わったものが世に出て誰かの役に立つ、人の生活を支えるのもまた、自分の企業選びの軸に合っていると思うようになって、志望の業界を金融からメーカーに変えました。
何が自分に合っているかは意外と分からないものなので、どんな企業があって、どんなサービスを展開しているかを知ることがまずは重要だと思います。それから先輩やキャリアセンターの方の力を借りながら、早めに試験対策もしておきましょう。

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