養護教諭として目指すのは子供たちの伴走者

養護教諭として目指すのは

子供たちの伴走者

2021年度卒
内定先 高知県 養護教諭
学部・学科 教育学部 教育心理学科
出身校 岡山県立西大寺高等学校

内定先を選んだ理由について教えてください。

養護教諭になるのが夢だったからです。きっかけは中学3年生の頃でした。当時、人間関係や進路のことで悩んでいたのですが、担任の先生が養護教諭の先生と話す時間を作ってくださって、そこからずっと相談にのってくださいました。その時に、私もこういう先生になりたいと思いました。こんなふうに個別で相談にのったり、より多くの児童・生徒に寄り添えたりするのは「養護教諭」だと思い、高校生になって自分がやりたいことは何かと考えた時に、中学校の先生みたいな養護教諭が頭に浮かびました。

当初は岡山県を受けていたのですが、保育・教職支援部の方に相談した際に、高知県の併願を勧められました。大学の先輩に高知県を受けている方もいて、それで高知県の魅力を感じて受験しました。

就職後はどんなキャリアを描いていますか?

日頃のコミュニケーションを大切にして、子供たちと関わり続けたいと思っています。子供たちには何でも挑戦してほしいので、自分が全部やってあげるのではなく、少し頑張ればできることはあえて任せて、それでもできない時には全力でフォローする。ランナーを支える「伴走者」のような存在として、子供たちの成長を見守っていきたいです。

また大学のゼミではがん教育も学んだので、将来的には子供たちにそういったところも伝えていきたいです。

 

就職後はどんなキャリアを描いていますか?

教員採用試験を振り返ってみてどうでしたか?

私は教員採用試験の2次試験の面接と模擬授業に苦手意識があったので、不安に感じていました。それでも保育・教職支援部の方が、「こういう場合はこういう受け答えをしたらいいよ」と面接指導してくださったおかげで、対策をうまく活かすことができました。また、ゼミの先生は一対一の模擬授業の練習に付き合ってくださいました。過去の傾向から「こういう問題が出るのでは?」とか、「高知県の特徴を踏まえて考えてみるのもいいよね」といったアドバイスをしてくださったのを覚えています。

筆記試験の対策に関してはコロナ禍ならではですが、友人と時間を合わせて、SNSのビデオ通話機能を活用しながらお互いの様子が確認できるようにして一緒に勉強していました。友人や先生がいなかったら私は合格していなかったと思うので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

大学生活で頑張ったことは何ですか?

大学の先生が紹介してださったボランティアに積極的に参加していました。障がい者の方がモデルとなって行うファッションショーのサポート役を務めたり、小児がんを経験した子供たちのデイキャンプに参加したり。そのほかにも、中学生と小学校高学年の児童を対象とした学習支援ボランティアや、地元の小学校で保健室ボランティアを経験しましたね。そこではたくさんの人との出会いがありましたし、子供たちからの相談を受けることで新しい発見もありました。就職するまでの間も継続して、実践的な経験を積んでいきたいです。

また実践でいうと、母校での教育実習も頑張りました。実習先の保健室の先生は、約200名いる児童の顔と名前をすべて覚えられていました。それだけでなく、それぞれの子供の特性まで把握されていて。その先生は「半年くらいあれば覚えられるよ」とおっしゃるのですが、本当にすごいと思って、私もそれくらいにならなきゃと気が引き締まりました。

最後に、教員採用試験を控える在学生に向けてメッセージをお願いします。

コロナ禍でオンライン授業になってからは、課題が増えてそれに取り組むのが大変でした。後からやろうと思っても溜まっていく一方なので、計画的に少しずつ進めていくのがよいと思います。また、自分の中にやりたいことがあるのならぜひやってみてください。私はボランティアやアルバイトを通じて、大学の授業だけでは学べないことを多く学ぶことができました。そういった経験もきっとこの先役立ちます。教員採用試験に関しては、サポートしてくれる先生や仲間がたくさんいるので、周りに頼りながら自分のペースで頑張ってください。

教員採用試験を振り返ってみてどうでしたか?

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