
先を見据えた行動が、
納得のいく結果を生む
内定先を選んだ理由について教えてください。
内定先が掲げるビジョン・ミッションや、そこで働く方々の思いに共感できたからです。Sansan株式会社のビジョンは「ビジネスインフラになる」というもので、積極的に新しいことに挑戦して道を作ろうとする姿勢、出る杭を伸ばしていけるような環境に惹かれました。また、私は普段から「偶然の出会いやご縁を大切にしたい」と考えています。内定先のミッションである「出会いからイノベーションを生み出す」という言葉が私の思いと一致し、魅力を感じました。社員の方も熱意にあふれていて、一緒に成長していきたいと思ったことから内定先を選びました。
在籍している学部・学科を選んだ理由は何ですか?
高校生の頃に岡山を訪れた際、たまたま就実大学を知り、経営学部経営学科の充実したカリキュラム内容や、海外留学で確実に経験を積めることなどに惹かれて入学を決めました。結局、コロナウイルスの影響で海外に行くことは叶いませんでしたが、長期インターンシップに参加することができました。
就実大学の経営学科には、学生の意志を尊重し、チャレンジしようとする姿勢を応援してくれる環境があると思います。ゼミの先生は、私の目標や進路に対してとても親身に相談に乗ってくださいました。選択肢やアドバイスを与えてくださる一方で、「最終的に決めるのは君自身だよ、やりたいことをやってみなさい」と最後は自分に託し、決定を任せてくれるところが嬉しかったです。

大学生活で頑張ったことは何ですか?
中四国地方の学生をターゲットに、就職支援団体の運営を行ったことです。学生と全国の企業をつなげる求人イベントを毎月1回のペースで開催していましたが、各企業へイベント参加を依頼するのがとても大変でした。まだ団体の認知度が高くないためか参加を断られてしまうことも多く、試行錯誤を繰り返す日々でした。苦労も多かったですが、何とか毎回想定通りの企業数を確保することができ、達成感も大きかったです。電話やメールでの対応など、ここで得た経験は社会人になってからも大いに役に立つと感じています。
また、インターンシップへの参加にも力を入れて取り組みました。経営学科のカリキュラムの一環である長期インターンシップや、業務型インターンへ参加し、そこでの業務経験や社員の方との面談は、その後の就職活動で企業選択をするうえで糧になりました。
就職活動を振り返ってみてどうでしたか?
大学生活は社会人になるための4年間だという気持ちがあったので、入学時から就職活動への意識はしていました。1年生のうちから企業イベントに参加して情報収集をしたり、さまざまな人と話をしたりしてつながりをもつようにしていました。本格的に動き始めたのは2年生の冬頃からです。就職は必ず東京でしたいと考えていたため、動き出しの早い都会の学生に負けないよう早めのスタートが切れたのは良かったです。また、私は何事にもチャレンジできる環境で仕事がしたいという思いから、ベンチャー企業に絞って探していました。就職支援団体や逆求人型のツールを利用したほか、オンラインで開催されるグループディスカッションの練習会、人事の方の座談会などに積極的に参加しました。こうしたオンラインミーティングは、話し方を参考にしたり、思考力を鍛えたりするうえで役に立ちました。
最後に、就職活動を控える在学生に向けてアドバイスやメッセージをお願いします。
常に内省しようとする思考の癖や、相手の考えや意図を把握する力、言語化能力を身に付ける練習を普段からしておくと良いです。
就職活動は、”なりたい自分”に近づくための一手段でしかありません。つまり、内定はゴールではなく通過点でしかないと思っています。だからこそ自分自身がどのような自分でありたいのかを考えることが重要だと考えます。就職活動という側面で見ると、考えるだけでは上手くいかないので、企業側が何を求めているのかを把握したうえで、自身の考えを的確に言語化し伝えることが大切です。

