
「私のやりたいこと」に
全力で向き合いました
内定先を選んだ理由について教えてください。
岡山の文化芸術に貢献したいと考えたからです。大学のゼミでは身体表現を専攻していたので、舞台芸術や劇場に強い関心をもっていました。内定先に興味をもったきっかけは、今年9月にオープン予定の岡山芸術創造劇場ハレノワのプレ事業やワークショップに参加したことです。その後学生アルバイトとして働き、企業を深く知ったことで、ここで働いていきたいという気持ちが強くなりました。また、地元の岡山で新しい劇場の開館に立ち会えるというのも大きな魅力でした。
就職活動で大切にしていたことは何ですか?
気になる業界、企業のことをしっかり調べ、よく知ろうとすることです。劇場の分野にはずっと興味を抱いていたので、今まで入手した劇場関連の資料は全てファイリングしています。岡山市内で行われる公演には可能な限り足を運び、「主催側はどういう層を対象にしているのだろうか」「観客側はどんなものを求めているのだろうか」ということをひたすら考えていました。アルバイトとして劇場の仕事に携わった時は、観客の立場では目にすることのない裏方業務を経験することができました。興味のある分野に実際に関わったことで、「劇場に携わる仕事がしたい」という気持ちが固まったように思います。

キャリア支援・開発部は利用しましたか?
3年生の終わり頃から積極的に利用し、エントリーシートの添削や面接練習をしていただきました。当初は企業に対して自分の何をアピールすれば良いのか分からないと感じていましたが、面談のなかで「あなたの強みはここでしょ」といったアドバイスをいただきました。私自身これまで自覚することのなかった長所を引き出し、気づかせてくださったと感じます。
面接練習もたくさんしていただきました。キャリア支援・開発部には卒業生の方が残した面接の情報があり、それをもとに練習を行っていました。「この企業ではこんな質問をされた」という、実際の記録から対策を立てることができたのは良かったです。事前にしっかりと準備ができていたので、選考でも自信をもって話すことができたと思います。
大学生活での一番の思い出は何ですか?
所属していた映画研究会で、初めて監督として映像作品を制作したことです。
2年生の時、ある地元企業が創立記念のキャンペーンとして、事業で扱う乗り物や施設を用いた企画を全国から募集していました。面白そうだと感じ、「フェリーを使った映像作品を作りたい」という旨の企画書を送ったところ、ありがたいことにその企画が通り、7月に小豆島を舞台に撮影を行いました。役者は映画研究会のメンバーから集め、撮影機材とスタッフは他大学の映像系の学科に協力していただきました。制作の過程で大変なこともたくさんありましたが、12月末に無事公開することができました。監督として、それまで経験してきた役者や編集とはまた違った、貴重な体験ができたと感じます。興味があることにたくさんチャレンジしてみたい、と考えるきっかけにもなりました。
最後に、就職活動を控える在学生に向けてアドバイスやメッセージをお願いします。
自分の「好き」という気持ちを大切にしてほしいと思います。私自身もその気持ちを原動力にして就職活動を行ってきたことで、良い結果が得られたと感じます。ただ私の場合は舞台や劇場を好きな気持ちが先行するあまり、他の企業、業界に目を向けられなかった部分がありました。就職活動において、興味・関心はとても重要ですが、そこに重きを置きすぎると視野を広げられず、かえって行き詰ってしまうかもしれません。
好きなこと、やってみたいことへの気持ちはしっかりともちながら、自己分析も行ってみてください。「自分はこの企業で何ができるのか」「自分の強みは何か」をよく理解しておくと、スムーズな就職活動ができると思います。


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