教員採用試験報告会は、採用試験を受験した 4 年生が後輩たちのために例年実施している初等教育学 科のよき伝統的な行事です。 

　本年度も私たち 4 年生が、先輩たちの取り組みを継承し、次年度も初等教育学科から 1 人でも多くの 合格者が出ることを願い報告会を実施しました。参加者は総勢約 100 名。本年度は、1 年生の参加も多 く，会を企画・運営した私たち 4 年生もたいへんうれしかったです。 

本年度の報告会は、前半で各自治体の試験科目や傾向の報告を、後半で自治体ごとに詳しい試験概要 の説明と参加者からの質問を受けるプログラムにしました。会を運営するにあたり、筆記試験や面接試 験及びグループワークなどの各試験で、どのような内容が出題されるのかを詳細に説明する時間を設け、 参加者全員が理解できるように心掛けました。また、実技試験を実演することで試験に対するイメージ をもってもらい、今後の練習に活かすことができるような工夫もしました。 

　会の後半では、参加した後輩たちから、採用試験の内容はもちろん、採用試験合格に向けてどのよう な取り組みをしたのかなど多くの質問を受けました。質問に答えながら、私たち 4 年生は、後輩たちの モチベーションの高さを感じ、「卒業するまで、後輩たちのためにできる限りのことをサポートしてい こう」という気持ちでいっぱいになりました。 

 　最後に、後輩のみなさんにメッセージを送ります。

　「石の上にも三年」ということわざをご存じでしょうか。これは、「どんなに辛くても、辛抱強く頑 張れば、やがて報われる」という意味です。最初は思い通りの点数が取れなかったり、暗記できなかっ たり、うまくいかなかったりすることがあるかもしれませんが、根気強く努力し続けることが大切だと 思います。 

　今回実施した報告会を通して、後輩のみなさんが採用試験の具体的な内容を知り、合格へのイメージ をもっていただけたならうれしいです。皆さんのご健闘を心よりお祈りしています。 

令和 5 年教員採用試験報告会企画・運営代表赤松俊亮