就実大学 人文科学部 総合歴史学科

2023.03.17 

3月のオープンキャンパスの記事を掲載しました。

オープンキャンパス

20233月オープンキャンパス(311日)

 

 2023311日(土)13時よりオープンキャンパスを行い、34名の方に参加していただきました。今回は来場型のみとなり、学科ガイダンス・ミニ講義(D301大講義室)に続いて、「学科在学生に聞く!学科別相談コーナー」を設けました。

【学科ガイダンス】

 学科ガイダンスでは、小林亜沙美准教授が学科の教育の特色などを説明しました。続いて在学生4名(1年生:黒田晶久さん・竹本裕香さん、2年生:坂本航大さん、3年生:中務順方さん)が、さまざまな学外研修や、クラブ・サークル活動の様子を紹介しました。コロナ禍以降、在学生が学科ガイダンスの一部を担当することを見合わせていましたが、今回久しぶりに実現しました。

【ミニ講義】

 アジア史コースの渡邉将智准教授が「中国皇帝の呼ばれ方」という題でミニ講義を行いました。まず中国皇帝には姓名のほかに、諡号(しごう)と廟号(びょうごう)があり、古い時期は諡号が皇帝の呼称として使用されましたが、次第に廟号に変化することが紹介されました。さらに「一世一元制」(皇帝一人につき、元号を一つとする制度)以降は、元号に基づく呼び名が皇帝の呼称として一般化します。続いて、歴史書に登場する「陛下」や「主上」、「帝」「上」「天子」などの皇帝を意味する言葉には違いがあること、それぞれの歴史書でどの言葉を選び取って記述しているのかを考えることで、王朝の歴史観を知ることができると説明されました。中国皇帝の呼称を入口にして、歴史学において大切な「歴史資料の検討方法」を学ぶことができました。

【学科別相談コーナー】

 「学科在学生に聞く!学科別相談コーナー」は、ガイダンスも担当した在学生4名が来場した高校生からの質問に応じました。今回は、会場内にアジア史や日本史、中世ヨーロッパに関する歴史資料や、学科生の卒業研究を展示しました。高校生の皆さんは興味深そうに見学してくれ、在学生に様々な質問をするきっかけにもなっていました。在学生たちは普段の大学生活や受験勉強などについても自分の体験に基づき熱心に答えていました。

【次回のオープンキャンパス】

 2023618日(日)に開催します。また7月と8月にも2回ずつ開催します。ミニ講義の内容も変わりますので、ぜひご参加下さい。お待ちしております。

 (文責:三田)

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