就実大学 人文科学部 総合歴史学科

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2024.01.22 

【社会教育主事課程】御津公民館「多文化カフェ」参加と外国人在住者へのインタビュー調査の記事を掲載しました。

授業・課外研修など

 社会教育主事課程の授業である生涯学習支援論Ⅱの一環として、2023年11月26日(日)に岡山市立御津公民館で学外授業を実施しました。本年度は、2023年6月25日(日)にも生涯学習支援論Ⅰの授業で、公民館職員との意見交換の後に多文化カフェに参加して外国人在住者との交流を実施していました。その時の様子も踏まえて、多文化カフェで交流したのち、日本語教室を利用する外国人在住者へのインタビュー調査を実施しました。このインタビュー調査は、2023年度度で4度目の調査となります。

 多文化カフェでは、学生たちが企画準備を行い、パンケーキで軽食をとりながら歓談しました。その後、アイスブレイクとして、インタビューでも利用する地図と関連して、日本で使用されている身近な地図記号に関するクイズを行いました。外国人の方々も手をあげてクイズに答えるほか、出題した学生に関連する質問をするなど、楽しんで参加しておられる様子でした。

 多文化カフェのあとは、3つの講座室に分かれ、インタビューを行いました。とくに本年度の調査は、平日や休日などの過ごし方などを尋ねることで、日本における生活の様子や母国との違いを把握し、社会教育活動として支援の可能性を探ることを目的としていました。冒頭に、iPadで地図を利用して、自宅から職場への経路をたずねることで、職場での様子や休日の活動について話題を広げることができました。日本語教室で日本語を学ぶ一方で、日本人と交流する機会は職場でも職場以外でもそれほど多くないと語る外国人在住者が多かったことが印象に残りました。また、長期に在住している外国人在住者のなかには、結婚や出産を日本で経験し、日本で子育てをすることの利便性についても述べていました。インタビュー終了後は雑談をする時間を設け、その後に岡山市中心部の観光と食事をして帰宅した学生もいました。

 今回のような多文化カフェやインタビュー調査などの活動は、交流の機会を増やすとともに、互いに生活の実態や要望について直接知る機会となると改めて思いました。

(文責:中塚)

■社会教育主事課程の取り組みを含む連携事業に関する記事はこちらです。

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