就実大学 人文科学部 総合歴史学科

2023.06.19 

小林亜沙美准教授が西洋中世学会第15回大会でポスター賞審査員賞を受賞しました。

教員の活動

 2023617日土曜日と18日日曜日に開催された西洋中世学会第15回大会(於:明治大学、千代田区神田駿河台)で小林准教授がポスター発表を行いました。理系分野や芸術系分野では多用されるポスター発表は、歴史学という人文系の分野ではまだそれほど普及していませんが、その可能性は非常に多くあります。今回のポスター発表では「13世紀のローマ教皇庁ではどのような工程を経て文書が作成されていたのか」ということについて、文章と図と教皇文書の写真を用いて説明しました。古文書学と中世の教皇庁官吏に関する社会史的分野を含む内容です。

 発表の形式はポスターセッション会場の指定箇所に発表者が各自作成したポスターを張り、189時から12時の3時間を解説時間として与えられ、各自がポスターの見学者にポスターの内容を説明するというものでした。従来の講演という形の研究発表よりもはるかに近い距離で見学者(つまり各分野の研究者たち)と言葉を交わし、意見交換や質疑応答を行うことができました。

 大会を締めくくる授賞式で、本ポスター発表の内容やそれについての口頭説明や質疑応答の対応などが総合的に評価され、ポスター賞審査員賞を受賞しました。ちなみに西洋中世学会の表彰状の素材は羊皮紙で、表彰文はラテン語です。羊皮紙に触れてみたい方は、小林研究室にいつでもお越しください。

↑上記の画像は拡大します。

 

(文責:小林)

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