教育心理学科では3、4年生全員がゼミナールに所属し、卒業研究に向けて教員や同級生たちと心理学、教育学の問題や各自の研究テーマについて議論します。以下は井芹准教授からのゼミナール紹介です。

3年生の井芹ゼミでは、年に数回、ゼミ生が自分たちの興味・関心に基づいて立案・実施する「自主企画」を行っています。

今回は「こころを非言語的なアプローチで表現する」をテーマに、フィンガーペインティングを行いました。フィンガーペインティングとは、手や指に直接絵の具をつけて絵を描くものであり、幼児教育の現場のみならず、今日では心理療法の技法の一つとしても取り入れられています。今回は各自が赤か青のいずれかの単色を選んで画用紙に自由に描きました。

描き終わった後、それぞれの体験を話し合いました。「最初は指を汚して描くのに抵抗感があったけど、始めたらどんどん楽しくなってきた」「描いていたらイメージが湧いてきて、最後は思ってもみないものになった」「出来上がった絵にはその人らしさがなんとなく出ているように感じる」といった感想がありました。