2021.05.26 

キャンパスライフ (学生の活躍)

ピアノのオンライン授業はこのように行っています

幼児教育学科のピアノの授業は、一人一人のレベルに合わせた個別授業で、ピアノの演奏技術向上のためのピアノ曲と子どもの歌の弾き歌いを行っています。1年次からコード付けの練習を行っているので、2年次には主要コードの弾き方をマスターしている人が多いです。短大入学と同時にピアノを始めた人でも、コツコツと練習することで卒業時には好きな曲を表情豊かに弾けるようになっています。1曲1曲弾けるようになるごとに日々の練習の成果や自分の成長を感じられるのが、ピアノの面白いところです。

「音楽Ⅲ」の山下クラスでは、現在、それぞれの個別授業が終わる授業の終わり10分程度を利用して毎時間2名ずつ、実習に向けた子どもの歌の弾き歌い発表会を行っています。クラスの人を子どもに見立てて指導者となって弾き歌いを行うのは、オンライン上でも緊張します。弾き歌いの前には、子どもと一緒にこれから歌うことを想定して導入のお話をし、歌い始めるタイミングがわかるよう掛け声や動きで示すようにしています。一緒に乗ってもらえるような歌い方や曲の提示の仕方に気を配っています。

今回の弾き歌いは、AさんとBさんが指導者となりました。 Aさんは『おててをあらいましょう』の歌を歌う前に、新型コロナウィルスの話を取り入れ、「ウィルスを退治するように歌いながらしっかりと手を洗いましょう」と言って歌い出しました。「おててをあらいましょう きれいにしましょう」とはっきりとした声で呼びかけるように歌いました。 Bさんは『もりのくまさん』の「ある日(ある日)~」の歌の掛け合い部分をクラス内で2パートに分かれて歌うように、具体的に分かれ方まで指示し、それぞれのパートの歌い方を自ら弾き歌いして示してから全員で歌うように指導しました。指導者のお手本が明確だったので全員がスムーズに歌えました。 子ども役の人の感想では、「テンポよく明るく歌えていたのがよかった」「指示がわかりやすく歌いやすかった」と、指導者の良いところを認める発言が出ました。

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