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消毒液から抗菌バリアへ~薬学部・山田 准教授の研究グループ 抗菌効果を発揮するコーティング技術を開発

2025-06-03

 本学薬学部薬学科の山田陽一 准教授、加藤久登 講師、小川 和加野 教授による研究グループは、抗菌薬が効きにくくなった細菌(薬剤耐性菌)に対しても、短時間で殺菌し、その抗菌効果を持続できるコーティング技術を、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)と共同で開発し、発表しました。

 この技術の開発により、さまざまな細菌に対して優れた抗菌効果を発揮するだけでなく、繊維から金属、プラスチック、ガラスなど、暮らしのあらゆる場面で使用される各種素材への活用が可能になり、感染症対策に大きく貢献することが期待されます。

 研究グループでは、「今回開発した技術の波及効果は大きいと考えており、今後、用途ごとに民間企業と連携しながら、実用化を目指したい」としています。