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卒業生の活躍
【薬学部卒業生紹介】宮口 良 さん
2024-07-24
宮口 良 さん
2011年度卒業
亀川薬局(熊本県天草市):薬局薬剤師
卒業後の経歴を教えてください
卒業後、岡山県の金光薬品株式会社に入社し、3年ほどドラッグストア併設の調剤薬局を経験しました。その後、地元に戻り、総合病院前の調剤薬局に転職し、3年ほど調剤薬局を経験しました。現在は自分の薬局をもち、経営をしています。
現在の仕事内容について教えてください
消化器内科の門前薬局であり、さらに近隣の皮膚科・眼科・婦人科・歯科・総合病院などの処方を預かる調剤薬局を経営しながら、管理薬剤師としてもう一人の薬剤師と共に働いています。
かかりつけ薬剤師というものが始まる前から、患者さんの為に、地域の為に、という思いで活動しています。子供たちに薬剤師を体験してもらったり、被災地支援、職場体験、近隣の中学校の職業講話、小学校・支援学校の学校薬剤師、疾患研究募金の為のTシャツ作成・販売もしてみたりと活動は多岐に渡ります。
地域の方々から支えられ、1年間で60医療機関以上の処方せんを預かる薬局となり、地域に根付いた調剤薬局を実現できていると考えています。
仕事をする中で、就実大学薬学部で学んでよかったと思うことを教えてください
患者さんやご家族との会話の中で、投薬業務は成り立ちます。ですので、薬の知識も当然大切ですが、コミュニケーション能力がとても大事だと感じます。就実大学では、実務実習前にSPさんとのロールプレイを行った経験がありましたので、実務実習で自然にステップアップできました。
現場で患者さんと接する中で、機嫌を損なってしまうと、話を引き出せなくなることもあります。一般接遇や、医療接遇なども大学内の授業でしていただけましたので、大きなトラブルもなく対応できているのではないかと感じています。
将来の薬剤師へのメッセージをお願いします
薬剤師は薬のことだけではなく、患者さんの健康について、たくさんの相談を受ける立場にあります。食事・運動・衛生・巷のお薬の噂・間違ったお薬の知識・たばこ・お酒・薬物乱用と、世間で求められるものがたくさんあります。一緒に薬剤師やりませんか。
(取材:2024年)