ニュース

薬学部News

渡邊政博講師らの研究グループが「両備てい園記念財団 2021年度 生物学研究奨 励賞」を受賞しました

2021-10-11

 本学薬学部 生体情報学の渡邊政博講師,豊村隆男講師,森秀治教授が,「両備てい園記念財団 2021年度 生物学研究奨励賞」を受賞しました.受賞対象となった研究テーマは「新規サイトカインストーム治療法の開発を指向した抗DAMPs分子の作用メカニズムの探索」です.

 これまでに渡邊講師らは,炎症を悪化させる要因となる可能性が示唆されているダメージ関連分子パターン(DAMPs)の作用メカニズムの解析を行ってきました.その中で,生体内にはDAMPsの作用を阻害する分子(抗DAMPs分子)が存在する可能性を新たに見出しました.この抗DAMPs分子は,炎症性疾患の発症や増悪化を抑制する因子である可能性があり,新たな治療・創薬のターゲットとなることが期待されます.