2026.05.13
新入生研修旅行
2026年4月24日(金)から25日(土)に、1泊2日の新入生研修旅行を実施しました。1日目に大阪歴史博物館と今城塚古墳・今城塚古代歴史館、2日目に京都市内を訪問しました。2026年度、総合歴史学科は96名の新入生を迎えました。当日はそれぞれ事情により3名が欠席しましたが、無事に研修旅行を終えることができました。
◾️事前学習
研修旅行の前日である23日(木)は、総合歴史基礎ゼミナールの合同授業を行いました。旅程や留意事項を確認したあと、見学先に関する講義を聴講しました。まず、若見准教授が、集合時間や集合場所、旅程、携行品について再度確認をしました。続いて、展示施設を見学する際の基本的なマナーや当日の見学方法について、三田准教授が説明しました。その後、鈴木准教授が今城塚古墳に関する解説を行いました。

今城塚古墳は、大阪府高槻市に所在し、古墳時代の後期中葉に築造されたとされる大規模な前方後円墳です。鈴木准教授の解説によれば、埴輪を製造していた新池遺跡の調査結果と照合することで、継体天皇の陵墓である可能性が非常に高いと学術的に考えられるようになったそうです。明治期に天皇陵として指定されていなかったため、大規模な発掘調査が可能となった稀有な古墳でもあるとのことでした。古墳の北側には4つに区画された埴輪祭祀場があり、殯宮儀礼が行われた場所として、現在その様子が復元展示されているという説明がなされました。
◾️研修旅行の様子
研修旅行初日の24日(金)は、岡山駅2階西口タクシー乗り場前に、8時30分に集合しました。その後、9時06分発の新幹線のぞみ88号に乗車し、9時55分に新大阪に到着しました。新大阪駅から貸切バスを利用して、11時頃に大阪歴史博物館に到着しました。

その後、2つのグループに分かれて展示物の見学や学芸員の方々による解説を聴講しました。50人程度が一度に乗ることができる資料運搬用のエレベーターで研修室に移動するなど、博物館のバックヤードを体験することもできました。
大阪歴史博物館は、大阪市立博物館のリニューアルと難波宮跡に関する遺跡博物館の建設という2つの博物館構想が一体化し、2001年に開館した博物館であるそうです。発掘調査の経緯などの解説とともに、建物の構造の特徴や時代ごとに区分されている各階の展示の概要や博物館の役割などを、学芸員の方々に紹介していただきました。

ラクビーボールの形状をしている高層の建物ということで、エレベーターで10階まで上がり、エスカレーターを利用して降りながら時代ごとに順番に展示物を観覧しました。一般的な史料展示にくわえて、建築物を再現した空間やミニチュア模型によって描写される人々の生活など、立体的な展示により視覚的な効果や体感しながら歴史的な事象を学ぶ工夫が各所に施されていました。



13時過ぎから、天満橋駅近くの中国料理店にて、クラスごとに円卓を囲みながら昼食をとりました。

その後、バスに1時間ほど乗車し、今城塚古墳・今城塚古代歴史館を訪問しました。午前の見学と同様に、2つのグループに分かれて、今城塚古墳と今城塚古代歴史館をそれぞれ順番に見学しました。埴輪祭祀場には、家・大刀・盾・人物・動物など約200点以上の形象埴輪が整然と並んでいたとされ、現在は復元された埴輪が展示されていました。古墳の墳丘や周囲を歩きながら実地で見学を行うとともに、今城塚古代歴史館では古墳群の概要や発掘調査に関する解説、埴輪などの出土品の展示を通して理解を深めることができました。



翌日の25日(土)は、京都市内の寺社仏閣や遺跡、博物館を班ごとに訪問し、自主研修を行いました。15時30分に京都駅烏丸東口に集合し、16時02分の新幹線のぞみ73号で京都駅を出発し、17時05分に岡山駅に到着後、解散しました。
(文責:学科長 中塚)