就実大学 人文科学部 総合歴史学科

2026.01.06 

教員採用試験の合格体験記(2名)を掲載しました(更新)。

在学生の紹介

 令和8年度教員採用候補者選考試験(令和7年度実施)の合格者に、教員採用試験合格までの経験について寄稿していただきました。

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総合歴史学科4年 中谷桃恵 

 

 私は、2025年度の山口県の中学校教員採用試験に合格し、2026年の4月から中学校社会科の教員として務める予定です。

教員を目指したきっかけは、中学校1年生の時にご指導してくださった先生との出会いでした。中学校に進んで、自分の個性や将来と向き合う中で、先生は私らしさや適性を見つけてくださいました。さらに高校の日本史の授業で、現代社会と歴史、また他国とのつながりを初めて感じることができ、まるで伏線が張られているような感覚になり、日本史が大好きになりました。「教員として生徒を多様な面から支えたい」、「生徒に社会科を面白いと思ってほしい」、そう考えるようになり、教員を目指すことを決めました。

 大学時代には、同じ教員を目指す仲間と共に授業研究を行ったり、ボランティア活動に取り組み、積極的に今を生きる中学生の考えに触れたりしました。特に「だっぴ」という中学生と大学生と大人が対話をする活動に参加した際には、中学生が抱えている思いや願いに触れることができました。

教員採用試験に向けては、山口県の教員採用試験が5月であったため、3年生の夏頃から対策を始めました。過去問の傾向を自分なりに分析し、山口県の問題に絞り込んで一次対策をしました。私の場合、山口県が中・四国で最も早い時期に教員採用試験を行うこともあり、他の自治体での肩慣らしができないことは分かっていました。そのため、他の自治体の受験はあまり視野には入れていませんでした。

一次対策には、東京アカデミーが行っている自治体別の模擬試験を有効活用しました。社会科は分野が多いので、できるだけ早くから勉強を進め、教職教養の勉強に取り掛かれるようにすると良いと思います。専門教科は、高校生の時の教科書を使って勉強しました。教職教養は東京アカデミー出版の参考書と、大学の授業で用いた教科書を使って勉強しました。

二次対策は、教育実習が終わってから2週間、毎日のように保育教職支援課の先生方や総合歴史学科の先生に面接対策や模擬授業対策、集団面接対策をしていただきました。

最後に、これから教員を目指す皆さんへ。教員を目指す仲間が減り、不安になることもあるかもしれません。ですが、自分の人生の決断をするときに、将来を考え悩みながら就職活動をする仲間がそばにいること、同じ教師の道を選び受験する仲間がそばにいることを忘れないで下さい。就職活動も、教員採用試験も、卒論も一人で乗り越えることはできませんでした。苦しみを共に乗り越えた仲間は、卒業しても誰より苦しみを分かち合える一生の友になると思います。私は、4月から岡山を離れて山口県で教員として教壇に立ちますが、その時の喜びを伝えるのも、悔しさや辛さを伝えるのも、きっと大学時代に共に過ごした仲間になるだろうと思います。「教職課程を履修し、また素敵な仲間と出会えてよかった」と思える大学生活にしてほしいです。

私も、教員として学び続けることをやめず、生徒の心に寄り添える存在になれるよう、これからも努力していきます。

 

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総合歴史学科 宮宗昌輝

2025年3月卒業 

 

私が中学校の教員を目指すようになったのは、自分の将来に迷っていた中学時代のことでした。進路に悩んでいた私にとって、当時の中学校の先生が生き生きと楽しそうに働いている姿がとても印象的で、「自分もこんなふうに、やりがいを持って働ける仕事に就きたい」と強く思ったのがきっかけです。その思いが、教員という職業を目指す原点となりました。 

大学では教職課程を履修し、同じ志を持つ仲間たちと切磋琢磨しながら学びを深めました。介護等体験やボランティア活動、教育実習など、実際に子どもたちと関わる機会を通して、「教えることの楽しさ」や「子どもたちの成長に寄り添う喜び」を実感しました。これらの経験を重ねる中で、漠然とした憧れだった教員という職業が、明確な目標へと変わっていきました。しかし、現役で受験した教員採用試験では、2 次試験で不合格となり、非常に悔しい思いをしました。努力が実らなかった現実に落ち込みもしましたが、「絶対に教員になる」という気持ちが変わることはありませんでした。

大学卒業後、岡山県内の中学校で講師として勤務することになりました。初めての現場は想像以上に忙しく、授業準備や生徒対応、部活動指導など、毎日があっという間に過ぎていきました。それでも、現場での一つひとつの経験がすべて学びとなり、教員としての自分を育ててくれる貴重な時間を過ごせていると実感しています。生徒が一生懸命に頑張っている姿や、その努力を後押しできる瞬間に立ち会うたびに、「この仕事に就いて本当によかった」と心から思います。こうした経験は、他の職業ではなかなか得られない、教員ならではの喜びだと感じています。

教員採用試験の勉強は、休日を活用してコツコツと続けました。特に、現場での経験をもとに模擬授業や面接の対策を行ったことで、より具体的で説得力のある自己表現ができるようになったと感じています。また、日々の授業の中での成功や失敗を振り返りながら、「自分はどんな教師になりたいのか」を常に問い続けてきたことが、試験本番での自信にもつながりました。その結果、講師 1 年目で教員採用試験に合格することができました。現場での経験と、日々の積み重ねが実を結んだ瞬間でした。

 

現在教員を目指しているみなさんへ

私は教員になってから、正直に言って「この仕事、やめたいな」と思ったことは一度もありません。むしろ、「この仕事を選んで本当によかったな」と思う瞬間ばかりです。毎日があっという間に過ぎていくくらい充実していて、生徒たちと過ごす時間は本当に楽しいです。大変なことももちろんあるけど、それ以上に笑ったり、感動したり、元気をもらったりすることがたくさんあって、「また明日も頑張ろう」って自然と思えるのです。今、みなさんが目指している教員という道は、きっと想像以上にやりがいがあって、素敵な世界が広がっています。もちろん、試験勉強や実習など大変なこともあると思います。でも、その先には、生徒と一緒に笑ったり悩んだりできる、かけがえのない毎日が待っています。今頑張っていることがきっと先の未来で背中を押してくれます。僕もまだまだ成長途中ですが、先の未来で一緒に頑張っていけたら嬉しいです。

 最後にこれまでの道のりを支えてくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。初めての現場で戸惑うことも多い中、温かく見守り、励まし、導いてくださった先生方や先輩方の存在が、私の大きな支えとなりました。 これからも周りの方への感謝を忘れず頑張っていきます。

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