就実大学 人文科学部 総合歴史学科

2025.05.28 

「校内古墳巡り」を実施しました(5月25日)

授業・課外研修など

 総合歴史学科では、2025年5月25日(日)に森林研修施設「就実・森の学校」との共催で「校内古墳巡り」を行いました。就実学園が岡山市中区今谷地区に所有する校地には、操山古墳群に属する6世紀後半の古墳が現存しています。今回は校地に含まれる笠井山とその周辺の古墳を見学しました。

 当日は学生10名とともに、大学から貸し切りバスで「就実・森の学校」に向かいました。講師の乗岡実先生(総合歴史学科非常勤講師)、引率の石田省三先生(就実学園職員)から操山古墳群の概要や金蔵山古墳の特色を説明いただいた後、午前は笠井山の山麓に点在する古墳群を見学しました。横穴式の古墳群は石室が露出した状態で残されており、なかには石室の内部に入ることができるものもあります。学生たちも実際に石室に入って見学しました。

 昼食は「就実・森の学校」のスタッフの方々にご準備いただきました。笠井山で採れた食材を用いた「たけのこご飯」を味わった後、バスで操山丘陵を西に移動し、午後は金蔵山古墳・沢田大塚古墳(岡山市中区沢田地区)を見学しました。金蔵山古墳は竪穴式石槨をともなう前方後円墳で、4世紀後半~5世紀初頭に造営されたとされています。古墳の上に登り、その大きさを実感するとともに、祭祀の場として設けられた島状遺構などを実地で確認しました。乗岡先生は、古墳の形状や発掘調査の成果に加えて、戦国時代に宇喜多氏が陣地を設けるなど金蔵山古墳が後世に再利用された様子を説明くださいました。後円墳の頭頂部に露出する竪穴式石槨の内部を写真で撮影するなど、学生たちは興味深く見学していました。沢田大塚古墳の石室の内部を見学した後、貸し切りバスで大学に戻り、解散となりました。

 前日の雨の影響で地面にぬかるんだ箇所もありましたが、幸い当日の天候には恵まれました。学生たちが資料を片手にメモを取りながら熱心に見学する姿が、特に印象的でした。身近な校地に数多くの古墳が存在することを実感し、また石室や石槨を間近に見学して、歴史学への関心を深める得難い機会になったではないかと思います。乗岡先生、石田先生、ならびに「就実・森の学校」の皆さんのご協力により、意義深い学外研修となりました。御礼を申し上げます。

(文責:渡邉 )

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