就実大学 人文科学部 総合歴史学科

2023.05.02 

2023年度 新入生研修旅行の記事を掲載しました。

新入生研修旅行

 2023421日(金)・22日(土)に新入生研修旅行を行いました。2022年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて岡山県内(高梁市成羽地区・吹屋地区)で日帰りでの実施となりましたが、今年度は新入生87名とともに、12日で奈良・京都を訪れました。

 研修旅行前日の420日(木)にD301大講義室で事前学習を行いました。旅行中の留意事項を確認するとともに、1日目に見学する興福寺・平城宮跡について日本史コースの鈴木准教授より詳しい解説が行われました。授業の最後にはワークシートに取り組み、見学に備えて基礎的な事項を予習しました。

 研修旅行1日目は、岡山駅から新幹線で新大阪駅に向かい、そこからマイクロバス3台に分乗して興福寺を目指しました。興福寺は藤原摂関家の氏寺として知られ、藤原冬嗣が建立した南円堂や聖武天皇が建立した東金堂などがあります。これらの伽藍や、千手観音菩薩立像に代表される国宝の数々を教員の説明を聞きながら3班に分かれて見学しました。

 昼食の後、平城宮跡歴史公園を訪れました。平城宮は平城京の宮城で、天皇の日常生活の場であるとともに、国家的な儀礼を行う場でもありました。今回は平城宮の正門である朱雀門や、唐の長安城の含元殿をモデルとして建てられた大極殿(第一次)をはじめとする復元建造物を見学しました。それぞれの建造物の特色や平城京の中軸線について、事前学習に引き続き鈴木准教授が解説を加えました。自由行動では、学生たちが事前学習で配付された資料と照らし合わせながら平城京の遺構を確認していました。

 1日目は京都市に宿泊し2日目は例年と同じく京都市内を中心にグループ行動を行いました。各グループが事前に立てた行動予定に基づき、清水寺や二条城、伏見稲荷大社、京都国立博物館などを見学しました。夏のオープンキャンパスで実施予定のフォトコンテストの応募用に写真を撮影する学生もいました。帰路に新幹線が遅延するアクシデントに見舞われましたが、京都駅から新幹線で無事に岡山に帰り着くことができました。

 今回の研修旅行を通じて、歴史を現地で学ぶとともに、新入生どうしの懇親も深まったと思います。総合歴史学科では、これからも学外研修やゼミ旅行などを積極的に企画し、現地での学習の機会を設けていきたいと考えています。

(文責:学科長 渡邉)

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