就実大学 人文科学部 総合歴史学科

2023.03.06 

御津地域で古文書の調査を行っています。

授業・課外研修など

 本学人文科学部では、2019年度から岡山市立御津公民館と連携協定を結び、地域活性化につながるさまざまな活動を行っています。その一貫として、岡山市立御津図書館が所蔵する水河家文書の調査を2020年度から総合歴史学科の三田が行っています。

  水河家は備前国津高郡河内村富谷の名主を19世紀の初めごろからつとめた家で、名主の仕事を通じて富谷やその周辺の様子がわかる古文書が多数残されることになりました。新型コロナウイルスの感染拡大のため、2020年度・2021年度は調査の回数も限られましたが、今年度から本格的に学生・院生や卒業生と調査を進めています。以下の写真は20221127日(日)の調査時のもので、午前中は富谷でのフィールドワークを行い、午後は古文書の調査を行いました。フィールドワークでは現地を歩き、古文書から読み取れる内容のイメージを膨らませることができました。この調査は、学生にとって史料の現物に直接触れることができる貴重な機会にもなっています。

 2023219日(日)には御津公民館にて講演会「江戸時代の富谷(宇垣)について」を行い、三田が水河家文書からどのようなことが読み取れるのか、岡山藩領における名主の仕事にはどのような特徴があるのかを地域の皆さんにお話ししました。50人ほどの参加があり、関心の高さを知ることができました。調査の成果を地元の皆さんにお伝えする貴重な機会となり、公民館・図書館の皆さんに感謝しています。また、午後には定例の水河家文書の調査を実施しました。

 水河家文書の調査は、まだ全体の半分にも及んでいません。来年度以降も学生や卒業生らと引き続き取り組んでいく予定です。

(文責:三田)

総合歴史学科特設サイト

  下記のバナーをクリックすると特設サイトが開きます。

→総合歴史学科の情報はこちら

→総合歴史学科特設サイトはこちら

戻る