就実大学 人文科学部 総合歴史学科

2023.02.25 

地域史特殊研究2Gの授業の一環で姫路市において学外研修を実施しました。

授業・課外研修など

 2023220()、地域史特殊研究2Gの受講者有志8名と兵庫県姫路市に行きました。当日は風が強く、天気も曇りがちでしたが、実りのある学外研修でした。

 岡山駅から新幹線で姫路駅に到着後、姫路城に隣接する好古園を見学しました。好古園は、1992年に姫路市制100周年を記念して姫路城西御屋敷跡地につくられた日本庭園で、姫路城を借景した歴史と自然が融和した景観は数々のドラマや映画のロケ地として使用されています。好古園を見学後、昼食休憩をとり、姫路城天守閣に登りました。日本で最初の世界文化遺産の1つとして登録されている姫路城は、天守群を中心に櫓や石垣などの建築物が良好な状態で保存されており、日本独自の城郭建築の構造を最もよく示していると言われています。好古園と姫路城の見学を通して、近世における地域社会の政治的軍事的な拠点としての姫路城の特徴を現地で確認することができました。また、姫路城で多くの外国人観光客を見かけ、新型コロナウイルスの感染拡大で停滞していたインバウンド観光が徐々に復活している様子を肌で感じることができました。

 姫路城を見学した後は、姫路駅に戻る道中で、姫路市立美術館の外観を見学しました。姫路市立美術館は、1905年に陸軍第10師団姫路陸軍兵器支廠西倉庫として建てられ、終戦後に姫路市役所として使われた後、市役所の移転に伴い、1980年に美術館として開館しました。姫路市立美術館は、近代の姫路の軍都化を象徴する重要な歴史遺産であり、近世から近代にかけての地域社会の変化の一端を知ることができました。

 日帰りでの学外研修でしたが、現地で実際に姫路を代表する歴史遺産を見学し、近世から近代にかけての姫路の変化や歴史遺産の活用事例について学びを深めることができました。

 (文責:中山)

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