就実大学 人文科学部 総合歴史学科

2020.02.08 

【社会教育主事課程】2019年度 岡山市立御津公民館との取り組みについて

授業・課外研修など

御津公民館との連携

 2019年度、就実大学人文科学部は、岡山市立御津公民館相互連携協定を結びました。

  本協定にもとづき、(1)地域の活性化に関すること、(2)公民館が所蔵する資料の整理・研究・展示ならびに社会教育活動の発展に関すること、(3)学生の実習やボランティアの受け入れなど人材育成に関することなど、相互に連携し、必要な支援と協力を行うことが取り決められました。

社会教育実習の受け入れ

 本年度は、相互連携協定をきっかけとして、社会教育主事課程における社会教育実習の実習生1名を受け入れていただきました。実習期間中は、実習生による企画として、地域住民の方々に御津地域の史跡や魅力ある場所をたずね語り合う「御津座談会」が実施されました。

 社会教育実習の様子は、こちらで一部ご紹介します。

公民館で行われる活動に参加

 また、社会教育主事課程の授業の一環として、20191124日(日)に御津公民館で開催されている「多文化カフェ」に参加ました。御津地域は、公営の工業団地が立地し、そこで働く多くの外国人労働者の方々が生活しています。多文化カフェは、日本語教室の講座のあとに、御津地域に暮らす外国人の人々の仲間づくりや住民同士の交流を目的として毎月1回開催されています。地域住民が昼食をともにしながら、おしゃべりをしたり、文化を学びあう機会となっているそうです。

   参加した多文化カフェでは、本学の学生たちが主体となって、軽食のメニュー(おでん・混ぜご飯・白玉きなこだんご)を考え、買い出しや調理を行い、昼食づくりを行いました。その後、会話をしながら外国人を含む地域住民の方々と食事を一緒に楽しみました。ベトナム出身の方がおでんの具である卵の味に驚き、どうやってつくるのかと学生たちに質問する場面もありました。また、大学で何を学び、将来どういう職業につきたいのかという話をしている学生もいました。
  後半は、わかりやすい言葉やからだを使ったゲームなど、遊びを通した交流を行いました。フルーツバスケットや連想ゲームなど、学生たちはグループごとに事前に企画・準備しました。言葉がうまく伝わりにくい場面などは、その方法を変更するなど、互いにサポートしたり臨機応変に進行する姿がみられました。
 学生たちは、多文化共生という地域で取り組む課題を、具体的な活動をとおして学ぶ機会になったようです。
(文責:中塚)

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