就実大学 人文科学部 総合歴史学科

2019.06.29 

2019年度 オープンキャンパス(第1回)が開催されました。

オープンキャンパス

総合歴史学科

オープン・キャンパス

第1回

 2019年623日(日)晴天のなか、今年度1回目のオープンキャンパスが開催されました。総合歴史学科には延べで高校生50人ほど、ご家族を含めると80人ほどの来場がありました。

学科紹介

 午前10時から学科長の挨拶に続き、恒例の在学生による学科紹介を行いました。今回は4年生の中山唯さん、近藤未菜さん、直本夏実さんの3名が、総合歴史学科の特徴と魅力について詳しく解説したのち、それぞれの就職活動について具体的な体験談を語ってくれました。学生たちの貴重な就活体験の話に、高校生とご家族の方々が真剣に聞き入り、メモを取る姿が印象的でした。

ミニ講義

 ミニ講義は、渡邉将智講師による『新元号「令和」と中国古典』でした。渡邉講師の専門分野は秦漢時代の中国古代史で、とくに後漢を得意としています。

 新元号である「令和」が中国古典に現れる語句であることの紹介から始まり、それがどのような文学作品に見えるのか、その作品にこめられた意図はどのようなものなのかが解明されていきました。これにより、中国古代の文人たちがどのように官僚として取り立てられていったのかが明らかになりました。

 具体的には、「令和」の典拠とされる『万葉集』に収められた「梅花歌三十二首」への大伴旅人の序文は、中国東晋の王羲之の『蘭亭序』と後漢の張衡の『帰田賦』にならって作成されたものではないか、という指摘がなされました。そして、張衡の『帰田賦』を歴史学の立場から検討すると、その作成時期や意図を解明でき、また当時の社会や政治状況を反映した内容であることが理解できるという結論が述べられました。

学科相談・面談・フリートークなど

 ミニ講義終了後は、さまざまな学科行事の写真、図書館学関連・中国古代文物・西洋絵画の展示の他、新入生学外研修旅行で募集されたフォト・コンテストの写真が展示され、参加した高校生によって投票が行われました。

 午後からは学科相談と自己アピール型入試の面談と登録がおこなわれ、例年になく多くのお問い合わせや入試の登録希望がありました。また、フリートークも賑やかで和やかな雰囲気が感じられました。

 たくさんのご来場をいただき、ありがとうございました。本年度もよろしくお願いいたします。

 

(文責:福田・苅米)

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