就実大学 人文科学部 総合歴史学科

2018.05.13 

2018年度 新入生研修旅行の記事を掲載しました。

新入生研修旅行

新入生研修旅行 〜大阪府堺市&京都〜

 2018年4月20日(金)~21日(土)、毎年恒例の新入生研修旅行が行われました。今回は、大阪府堺市の史跡をめぐるコースでした。

古墳群を展望台から眺める

 初日は、午前8時30分に岡山駅東口に集合し、新幹線で新大阪駅に向かいます。そこからバスで堺市役所の展望台に移動しました。21階の展望台からは、日本最大の古墳(仁徳天皇陵)をふくむ大仙古墳群を眺めることができます。

堺市博物館の見学

 ホテル・アゴラ・リージェンシーで豪華な昼食をとった後、先ほどまで自分たちが眺めていた大仙古墳群堺市博物館に向かいます。博物館では、学芸員の方から古墳についての解説を受け、その後に博物館の展示と古墳の見学を行いました。仁徳天皇陵古墳は三重に堀がめぐっており、その巨大さはかつての大王権力の大きさを十分に物語っていました。

僧侶・行基ゆかりの土塔とは

 ここから土塔町に移動し、奈良時代の僧侶・行基ゆかりの土塔(どとう)を見学しました。土塔は、土を階段状に積み上げて塔の体裁にしたもので、その頂上には堂のような何らかの構造物があったと目されています。行基のもとに集まった人々が資財や労働力を提供するとともに、自らの名前を刻んだ瓦を土塔の全面に葺いたものです。人々が行基を通じて仏教に接し、それぞれの力に応じて仏と縁を結んだ宗教的モニュメントのようです。こうした人々の多くが、東大寺の造営にも関わっていたと考えられています。

 ここからバスは京都市内の日航プリンセスホテルに移動し、宿泊となります。

グループごとに京都見学

 翌日は、午前9時に出発し、京都周辺をグループで自由に散策するコースとなりました。この間、学生たちはフォト・コンテストに応募するための写真をたくさん撮っていたようです。連日、30度にものぼる気温が続いたためもあり、午後3時30分に京都駅北口に再集合した頃には、皆ぐったりした様子でした。そのためか、帰りの新幹線ではぐっすりと眠りにつく学生が多かったようです。

研修旅行の様子をフォト・コンテストで!

 二日間で撮影された写真については、6月に開催予定の新入生歓迎パーティで公開し、投票によって上位者を表彰する予定です。

 

(文責:苅米)

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