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2024.04.01
【臨床心理コース】先生にお話をお伺いしました
永田忍先生
「何事も体験することが大切」
永田先生の授業ではどんなことが学べますか?
専門は「認知行動療法」です
認知行動療法とはクライエントの方(患者さん)が生きやすくなるために、物事の捉え方や行動のしかたを増やしていくという心理療法です。主に不安症、パニック症、社交不安症、強迫症などの症状の方に対して、対面または遠隔(オンライン)による認知行動療法を実践していますが、対面・遠隔それぞれのメリットを活かした認知行動療法の実践法の構築についての研究が、私が最も関心を持っている領域です。
就実大学心理学部「臨床心理コース」にはどんな魅力がありますか?
*現場経験のある教員が多くいるコースなので、「現場のリアル」を教えることができる教員が揃っています。
*将来的には、より実践を大事にして、学生にセラピスト(心理師)だけでなく、クライエント(患者)体験をさせるなど様々なプログラムを用意していきたいと考えています。
実社会の現場でのキャリアを積んだ教授陣
就実の心理学科には、全国各地の病院や民間企業でのカウンセリングや、スクールカウンセラーなどの現場経験者が集まっています。私も就実の着任前に17年間、心理師として心療内科に勤務していましたが、私以外にも現場のリアルを教えることができる教員が揃っていると思います。
実習先は主要5分野を網羅
実習先の選択肢が豊富なことも特徴です。公認心理師が働く職域は、教育・保健医療・福祉・産業労働・司法犯罪の主要5分野に分かれます。この5分野の実習先を確保できている大学は、全国的にみても決して多くない。就実は5分野すべて持っていますから、学生も自分がどの分野に進むのか、体験しながら考えることができるのは大きな魅力です。
学生にプログラム体験を用意
今後は、学生たちに認知行動療法のプログラムを実施し、セラピストやクライエント体験をしてもらう機会をつくっていきたいです。たとえば実習期間中に、不安とうまく付き合うためのプログラムを実践してもらうといったことを計画中です。
さまざまな分野・業種に応用できる
心理学は、さまざまな分野・業種に応用できる分野です。公認心理師・臨床心理士といった心理専門職だけでなく、養護教諭や一般就職など、さまざまなキャリアを目指せるところがこの学問の魅力だと思っています