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2020.02.15 

第2回日本レセプト学会国内学術大会で、本学科4名が受賞

学生の活躍

28日の学術大会で、生活実践科学科の学生が研究発表をしました。受賞した研究発表は最優秀賞「航空機内医師対応における応召義務と診療報酬算定化の試み」(武波ひろな)、優秀賞「予防を組み込んだ診療報酬に関する一考察」(奥山あい華)、特別賞「未来の医療レセプションユニフォームのファッションイラストレーション」(中村陽香 西山響)でした。   

最優秀賞を受賞した武波ひろなさんは研究のアイデア、独自の発想にたいして、多くの審査員から評価が高く、最優秀賞の結果となりました。フライト中での診療費を保険診療にする新診療料「フライト診療料」と名付けた診療報酬を提案し、高齢化時代の社会的背景によるフライト診療料の必要性、算定する場合の条件、算定方法と数値の根拠、加算が発生する場合の事例、航空業界からの発生件数、厚生労働省データをもとに、新算定の追加によって日本の医療費の増加分についても言及し、その試算結果から算定が開始した場合の影響についても示していました。予防を組み込んだ診療算定について発表した奥山あい華さんは、韓国の国際学術大会でも発表をしており、予防を促進させる手段として、健診受診者への基本診療料を下げる算定とその効果の予測値をNDBオープンデータ等を用いて試算しました。中村陽香さんと西山響さんは、医療系の受付関連の制服と、ナース服について、歴史から調べ過去、現在を分析し、受付事務系のユニフォームについてデザインしました。単にパワーポイントでの説明だけではなく、試作品の展示や、ポスター展示もしており斬新なユニフォームを高く評価されました。

因みに、今回、全学生41人の発表のなかで、最優秀賞は2名、優秀賞5名、特別賞3名でした。これまで短大生の優秀賞以上の受賞者はおりませんでしたので、この結果は快挙と言えるでしょう。日本レセプト学会の理事長で生活実践科学科教授の大友先生から賞状を授与されました。

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