お知らせ就実公開講座
2017-10-28
「良い睡眠をとるには?」
坪井 誠二(薬学部 薬学科 教授)
今回は、健康を維持するために必要な睡眠について、睡眠の仕組みと快眠を導く食べ物についてご講義いただきました。
日中太陽の光に当たると脳内物質のセロトニンが増え、太陽が沈むとセロトニンから睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が始まります。そのため、メラトニンが正常に分泌されないと眠れなくなってしまいます。特に近年は、寝る直前までスマートフォンやパソコンを使用し、強い光を浴びることでメラトニンが分泌されにくくなり、眠れなくなってしまっている人が多くいるようです。そのため、快眠には規則正しい生活リズムが必須であることを丁寧に解説していただきました。
また、快眠に効果的な食べ物も教えていただきました。牛乳をはじめとした乳製品に含まれているトリプトファンはメラトニンの素になります。また、ヨーグルトの白い部分である発酵乳ホエーの効果についても、最新のデータとともに解説していただきました。雨の中だったにもかかわらず、多くの方にお越しいただき、皆さん真剣に講義に耳を傾けていらっしゃいました。