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お知らせ就実公開講座

前期第4回 平成29年6月24日(土)

2017-06-24

「微生物が感染すると、どうして病気になるの?」

森 宏樹(教育学部 教育心理学科 教授)

 

 

今回のテーマは、「微生物に感染すると、どうして病気になるの?」で、どんな微生物が、どのような経路で私たちの身体に入り込み、感染症を発生させるのか、また予防のために心がけるべきことなどに関するご講義でした。空気中や手のひらに当たり前に存在している目に見えない微生物ですが、培養して育て「見える化」してみると、色々な菌が・・・。紹介された映像から、私たちが日々、いかにたくさんの微生物に囲まれて生活しているのか実感させられました。感染症を引き起こす微生物には、真菌、原虫、細菌、ウイルスがあり、それらがヒトに感染する経路には、経口感染、経気道感染、経皮感染、粘膜感染といった種類があること、そして、感染予防のためには、感染源・感染経路・感受性宿主対策の三つが大切であることが、大変わかりやすく説明されました。最近話題となったトイレットペーパーの三角折りや、先生が実際に体験されたアメリカの感染源への対応のエピソードなども大変興味深く、みなさんメモをとりながら熱心に聴いておられました。