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入試課出前授業

食品の色と機能

2011-07-19

日 時: 平成23年7月19日(火) 13:40~14:40

場 所: 島根県立松江東高等学校

講 師: 岡本 己恵子 (短期大学 生活実践科学科 教授)

 

7月19日(火)、島根県立松江東高等学校において“1・2年生進路学習「大学の先生による出張講義」”が企画され、その講師を依頼 されていたので台風が接近する中、不安を抱きながら出かけました。近県の大学の様々な分野から、およそ20人の教員が講師として来校していました。1・2 年生の普通科の生徒471名がそれぞれ興味のある分野に分かれて教室に着席していました。

私は食品学系統の進学を考えている生徒28名を対象に「食品の色と機能」について講義を行ないました。食品の色の機能では、昔から知られている「鮮度や 熟度を知る、食欲をそそる、栄養素をバランスよく摂取する目安」などのほか、近年は色素の生体調節機能が注目を集めています。今回は生体における色素の抗 酸化機能について、とくにポリフェノールを中心に話しました。また、植物自身にとっての色の意味(役割)についても述べてみました。

つい先日、受講した生徒の皆さんから意見や感想を書いたレポートを頂きました。私自身、高校生の皆さんに講義をするのは初めてでどのような内容が適当で あったのだろうかと心配していましたが、「初めて知ったことがたくさんあって楽しかった、色の役割について新たな発見があった、食について興味が高まっ た」などの感想を頂き、少しでもお役に立てたようでほっとしました。台風で帰りの交通機関のことを心配してくださった生徒さんもあり、心温まりました。