心理学科その他
2026-07-17
小國龍治講師が,岡山県立西大寺高等学校の「総合的な探究の時間」の一環として本学を訪れた生徒たちを対象に,心理学の研究手法やアプローチに関する専門的なサポートを行いました。
高校の探究活動では,生徒たちが自ら問いを立て,データを集めて分析するプロセスが重視されています。今回来られた生徒たちは,「ヒトの考え方や行動の傾向を数値化してデータとして説明できる心理検査」に強い関心を持っており,実際に自分たちでも検査を実施して探究を深めたいという熱心な思いを抱いていました。そこで,科学的な心理検査がどのように作られているのか,またデータの信頼性や妥当性を担保するためにどのような工夫が必要なのかについて,専門的な知見をお伝えするために今回の機会が設けられました。
当日は,心理学における「ものさし(尺度)」の科学的な意味について解説したほか,小國講師自身が実際に取り組んできた海外の心理尺度の翻訳・開発プロセスの経験や,現在進めている研究内容を紹介しました。ゼロから質問を作る難しさを超えて,既存の優れた知見を正しく取り入れるアプローチなどを学んだ生徒たちからは,「心理学がとても厳密な科学であることに驚いた」「自分たちの探究活動でデータを集める際の具体的な工夫がイメージできた」といった前向きな感想をいただきました。
小國龍治講師は普段,社会心理学や発達心理学の観点から,ヒトの社会性とその発達に関する基礎研究を行っています。今回のように,高い問題意識を持った高校生と直接対話できる機会は,自身の研究が社会のどのような関心やニーズとつながっているのかを再確認する,非常に新鮮で大切な時間でもあります。大学での専門的な研究と高校生の熱心な探究心が出会うことで,双方にとって新しい視点や気づきが生まれる機会となりました。
本学の心理学部では,このような高大連携の取り組みを通じて,若い世代の学びや探究活動を支援する活動を大切にしています。今後も,心理学の楽しさや科学的なものの見方を社会に発信しながら,次世代の探究心や学びを支える力になれるよう,積極的に取り組んでいきたいと思います。
探究活動への協力のご相談は,大学代表メールsoumu[at]shujitsu.ac.jp([at]を@に変更してお送りください)までお問い合わせください。