心理学科その他
2026-06-12
岡山県には、臨床心理専門職の職能団体(岡山県公認心理師・臨床心理士協会)があり、心理職が専門性を高めるための様々な研修会が行われています。
その中でも、教育領域委員会では、スクールカウンセラーがより良い仕事をするための研修が主に行われています。令和8年度 第1回の研修会は、「学校緊急支援-いじめへの対応の視点から-」のテーマで行われました。
その中の「学校緊急支援の基礎」について、石原教授が講師を務めました。
さらに、岡山県教育委員会より「岡山県のいじめの現状と対応について」の講義、グループ討議が行われ、心理職としての研鑽を深めました。
<石原先生より>
これまでのスクールカウンセラーの経験、事件・事故、自然災害の支援の経験を踏まえ、また、近年の学校緊急支援の研究を紹介しながら、どのような時に学校が「危機」となるのか、その時にスクールカウンセラーができる「心の支援」は何かをお話ししました。
子どもたち、保護者、先生方に、「危機」からの回復の見通しを持ってもらうことは大切ですが、いじめが「学校の危機」となった場合は特に対応が難しく、何が正解なのかわからない状況を抱えていくことになります。また、近年は、「学校危機」の支援においても、「危機」に陥らないようにする「予防」や日頃から安心安全な学校を作ることが注目されています。
「危機」やいじめの対応に限らず、スクールカウンセラーの仕事は、簡単に答えが出ないことがほとんどです。私自身もさらに研修を重ね、一つ一つの場面に真摯に向き合っていきたいと思っています。

※本記事の掲載について岡山県公認心理師・臨床心理士協会教育領域委員会の承諾を得ています。